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フォード マスタング マッハE、電気自動車で初、米警察の評価テスト合格
フォードモーターは9月24日、フォード『マスタング・マッハE』(Ford Mustang Mach-E)のプロトタイプが、米国ミシガン州警察の2022年モデル評価テストに合格した最初のEVになった、と発表した。
プロトタイプのベース車両が、マスタング・マッハEの高性能グレードの「GT」だ。GTグレードのモーターは、前後に搭載されており、2つのモーターは合計で最大出力459hp、最大トルク84.6kgmを獲得する。駆動方式は4WDの「eAWD」だ。0~96km/h加速は3秒台の性能を発揮する。
GTには、さらなる高性能仕様として「GTパフォーマンスエディション」を設定する。モーターが強化されており、2つのモーターは合計で最大出力480hp、最大トルク87.6kgmを引き出す。ベースのGTに対して、パワーは21hp、トルクは3kgm引き上げられた。駆動方式は4WDのeAWD。0~96km/h加速は3.5秒の性能を可能にしている。
GTとGTパフォーマンスエディションのリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量を標準仕様の68kWhから88kWhへ増加させた。EPA(米国環境保護局)が公認した1回の充電での航続は、GTが435km、GTパフォーマンスエディションが418kmとなる。
このマスタング・マッハEのプロトタイプが、米国ミシガン州警察の2022年モデル評価テストに合格した最初のEVになった。評価テストでは、加速や最高速、ブレーキングなどの追跡性能をはじめ、緊急時の対応性能が試された。ミシガン州警察は、毎年新しいモデルイヤーの警察車両をテストし、その結果を全米の警察が利用できるように公開している。