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BMW 3シリーズ 新型の頂点「M340i」、現行 M3 に迫る加速性能…ロサンゼルスモーターショー2018で発表へ

◆標準シリーズの「Mパフォーマンスオートモビル」、3シリーズは初

BMWは11月13日、米国で11月28日に開幕するロサンゼルスモーターショー2018で初公開する予定の新型『3シリーズセダン』(BMW 3 Series Sedan)の高性能グレード、「M340i xDriveセダン」のスペックを発表した。

M340i xDriveセダンは、新型3シリーズセダンの頂点に位置する高性能グレードだ。BMW M社が手がける「Mパフォーマンスオートモビル」事業部が開発を担当した。歴代『3シリーズ』で初めて、新型にはMパフォーマンスグレードが設定される。

M340i xDriveセダンの外観は、フロントバンパー、サイドシル、リアバンパーが専用デザインで、エンジンの冷却性能やエアロダイナミクス性能を追求した。キドニーグリルも専用のメッシュデザインで、セリウムグレー仕上げとした。ボディ同色のリアスポイラー、専用エグゾーストも装備される。インテリアは、アルカンターラ仕上げのスポーツシート、アルミ製パドルシフト、Mレザーステアリングホイールなどが採用される。

M340i xDriveセダンには、「BMWオペレーティングシステム7.0」を搭載する。BMWオペレーティングシステム7.0は、BMWの次世代の表示および操作システムだ。

◆最高出力は40hpプラスの374hp

3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、Mパフォーマンスオートモビルによる専用チューンを実施した。ツインスクロールターボを新設計。コンパクトなエキゾーストマニホールドとターボチャージャを一体化することにより、ブースト圧の立ち上がりを速めた。その結果、欧州仕様の場合、最高出力はベースエンジンに対して48hp引き上げられ、374hpを獲得する。最大トルクも5.1kgm高められ、51kgmを引き出す。

M340i xDriveセダンには、「Mスポーツ」の排気システムを採用する。ドライビングエクスペリエンスコントロールスイッチで起動できるSPORTモードとSPORT+モードでは、排気システムがバルブを制御し、スポーティなサウンドを発生するという。

◆シャシーも専用チューン

M340i xDriveセダンでは、シャシーも専用チューンされており、インテリジェント4WDの「xDrive」と「Mスポーツリアディファレンシャル」が標準装備される。

xDriveは、走行状況や路面の状態に応じて、フロントアクスルとリアアクスルの間で駆動トルクを配分し、走行安定性を引き上げる。トランスミッションは。パドルシフト付きの8速「ステップトロニック」を組み合わせた。M340i xDriveセダンの動力性能は、欧州仕様の場合、0~100km/h加速が4.4秒、最高速は250km/h(リミッター作動)となる。現行『M3セダン』の0~100km/h加速4.1秒に迫る加速性能を実現した。

Mスポーツサスペンションを標準装備しており、車高が10mm引き下げられた。「アダプティブMサスペンション」もオプションで選択できる。MスポーツサスペンションとアダプティブMサスペンションには、「バリアブルスポーツステアリング」機能が付き、コーナリング性能を追求する。「Mスポーツブレーキ」も標準装備した。

Mスポーツブレーキは、フロントディスク径が348mm、リアディスク径が345mmで、ブルーのブレーキキャリパーにはMのロゴを添える。18インチのMアルミホイールが標準で、タイヤサイズはフロントが225/45R18、リアが255/40R18。19インチMアルミホイールはオプションとなる。