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購入者の9割がハイブリッドを選んだ!? 『カローラクロス』の魅力とは

  • 《写真撮影 小林岳夫》
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トヨタ『カローラ』シリーズ初のSUVとして話題の『カローラクロス』。CセグメントのSUVながらベースグレードが199万9000円からという価格設定も注目されているが、9月14日の発売時点ですでに1万3500台以上の予約があったそうで、その9割がハイブリッドだという。

今回はそんな売れ筋のハイブリッドモデルの中でも最上級グレード「Z」の内外装、装備を60枚の撮り下ろし写真とともに紹介しよう。

◆「新空間・新感覚 COROLLA」

「新空間・新感覚 COROLLA」を開発コンセプトに掲げたカローラクロス。第一のウリとしているのは背の高いボディスタイルを生かした快適性だ。運転席は、SUVならではの高いアイポイント、細いフロントピラーとスッキリしたインストルメントパネルにより見切りがよく運転しやすい空間を。後席は、大きく開くリヤサイドドアで乗り降りがしやすく、またリヤシートにもリクライニング機能を設けることで、高い居住性・快適性を備えた。オプションのパノラマルーフも開放感に一役買っている。

ラゲージ容量は、5人乗車時でもクラストップレベルの487リットルを実現。後席を倒せばロードバイクの搭載も可能なスペースを確保することができる。リヤバンパーの下に足を出し入れすることでバックドアの開閉が可能なハンズフリーパワーバックドアも採用。専用設計の高機能収納ボックス「ラゲージアクティブボックス」の採用や荷室の多彩なアレンジなど、SUVらしい使い勝手を追求した。

◆エクステリアは「アーバン・アクティブ」

エクステリアデザインのコンセプトは「アーバン・アクティブ」。都会的な上質感と、SUVならではの躍動感を両立させた。フロントマスクは最新のカローラシリーズとの共通性を感じさせる造形としながら、立体的でワイドなグリルがSUVらしい力強さを感じさせる。ボンネット中央で主張するのは、トヨタエンブレムではなく伝統の「C」マークだ。

インテリアはシンプルにまとめられている。インストルメントパネルからドアトリムにかけては水平基調で、見切りがよく、広々とした空間を演出。室内照明は全てLEDを採用し、上質感を漂わせる。ベースグレードを除く全てのグレードのフロントシートに、スリムな背面部と高いホールド性を両立したスポーティなシートを採用した。

◆クラストップレベルのWLTCモード燃費26.2km/リットル

ハイブリッド車、ガソリン車ともに1.8リットルエンジンを搭載。ハイブリッド車の「Z」グレードではコンパクトSUVクラスでトップレベルのWLTCモード燃費26.2km/リットルを実現。

GA-Cプラットフォームに軽量・高剛性ボディ骨格を採用し、軽快で安定した操縦性を実現。またエンジン音やロードノイズを低減する吸音素材を最適配置し、静かで快適な車内空間を実現したという。

足回りは、フロントサスペンションにマクファーソンストラット式を採用。リヤサスペンションは、2WD車に新開発のトーションビーム式を採用し、大型ゴムブッシュと合わせることで、凹凸した道でも路面をしっかりと捉えるしなやかで上質な走りとした。

E-Fourにはこれまでのカローラシリーズで熟成を重ねたダブルウィッシュボーン式を採用し、アーム類の取り付け位置を最適化したことで、安定性と応答性を高次元で両立する。また最小回転半径は5.2mと、こちらもクラストップレベルだ。

◆いざという時に役立つAC100V・1500Wコンセント

最新のトヨタ・ハイブリッドの売りのひとつにもなっているアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)は、このカローラクロスにもオプション採用されている。停電など非常時には「非常時給電モード」にすることで、電気ポットやドライヤーなどの家電製品が使用可能になる。いざという時に役立つ装備だ。

今回写真で紹介したダークブルーマイカメタリックの車両は、「ハイブリッド Z」の2WDモデルで、価格は299万円から。ちなみにホワイトの車両は同じ「Z」グレードのガソリン車で、こちらは264万円からとなっている。