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ボルボカーズ、持続可能性を重視し、すべての電気自動車で本革の使用を廃止

  • 《photo by Volvo Cars》
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ボルボカーズ(Volvo Cars)は9月23日、『C40リチャージ』を皮切りに、すべての新型EVに本革を使用しないと発表した。

今後数年間で、ボルボカーズは完全に新しいEVファミリーを立ち上げる予定だ。2030年までにはEVのみを提供し、そのすべてにおいてレザーフリーを実現することを目指している。

ボルボカーズは、完全なレザーフリー化の一環として、現在自動車業界で広く使用されている多くの素材について、高品質かつ持続可能な調達先を見つけることに積極的に取り組んでいる。

ボルボーズは、2040年までに完全な循環型ビジネスになることを目指し、2025年までにボルボの新車に使用される素材の25%をリサイクルおよびバイオベースの材料で構成することを目標としている。また、気候変動対策の一環として、2025年までに、素材メーカーを含むすべてのサプライヤーが100%再生可能エネルギーを使用することを目標としている。

レザーを使用しないインテリアへの移行は、森林破壊をはじめとする畜産による環境への悪影響への懸念からも進められている。人間活動による世界の温室効果ガス排出量の約14%を家畜が占めていると言われており、その大部分は畜産によるものという。

ボルボカーズは、革製のインテリアオプションの代わりに、バイオベースやリサイクルソースから作られた高品質なサステイナブル素材などの代替品を顧客に提供する。

例えば、ボルボカーズが開発した新しいインテリア素材「Nordico(ノルディコ)」は、ペットボトルなどのリサイクル素材、スウェーデンやフィンランドの持続可能な森林から採取された生物由来の素材、ワイン産業からリサイクルされたコルクなどを使用したテキスタイルで構成されており、プレミアムなインテリアデザインの新しい基準となるもの、と自負する。この素材は、ボルボの次世代モデルでデビューする予定、としている。