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コンチネンタルが自動運転の意識調査、技術は容認するも不安が浮き彫りに

コンチネンタル(Continental)は11月9日、自動運転に対する世界のドライバーの意識を調査した「コンチネンタル・モビリティ・スタディ2018」を発表した。

「コンチネンタル・モビリティ・スタディ」は、前回の発表が2013年だった。この5年間に世界のドライバーの間で、自動運転に対する考え方は変化したのかを中心に、レポートをまとめた。調査対象はドイツ、米国、日本、中国のドライバーとなる。

この5年間で、米国、日本、中国では自動運転を受け入れると考えるドライバーが増加した。米国では、現在、ドライバーの50%が自動運転を容認すると考えており、5年前の41%から9ポイント増加した。自動運転を容認すると考えているドライバーは、中国では79%から89%へ、日本では61%から68%へ増加。ドイツでは、自動運転を受け入れると回答したドライバーは、前回調査と同じ52%だった。

そのドイツのドライバーは調査対象のおよそ3分の2が、ストレスの多い交通渋滞や高速道路の工事では、自動運転が望ましいと考えている。その一方、自動運転技術の信頼性を疑うドライバーは、過去5年間で48%から57%に9ポイント増加した。コンチネンタルによると、5年前と比較して自動運転に対するドライバーの不安は増しており、米国でのテスト走行中に発生した事故が、影響しているという。