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VW ジェッタ 改良新型に「GLI」、ゴルフGTI の4ドア版…米国発表
フォルクスワーゲンは8月23日、改良新型『ジェッタ』(Volkswagen Jetta)の高性能グレード、『ジェッタGLI』を米国で発表した。
◆2.0リットル直4ターボは最大出力228hp
「GLI」は、フォルクスワーゲンの主要モデルに、米国で設定されてきた高性能グレードだ。改良新型ジェッタGLIでは、「4ドアセダン版ゴルフGTI」といえるパフォーマンスが追求されている。
改良新型ジェッタGLIのパワートレインは、「EA888型」と呼ばれる直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンだ。このエンジンは、『ゴルフGTI』用と多くの部分を共用しており、吸排気側のバリアブルバルブタイミング、可変エグゾーストバルブリフトという特長を備える。
最大出力は228hp、最大トルクは35.7kgmを獲得する。改良新型ジェッタの基本グレードの直噴1.5リットル直列4気筒ターボの最大出力158hp、最大トルク25.5kgmに対して、大幅な強化となる。
トランスミッションは、6速MTが標準で、7速デュアルクラッチの「DSG」はオプションだ。リアのサスペンションは、改良新型ジェッタの基本グレードのトーションビームから、マルチリンクに変更された。クロスディファレンシャルシステム「XDS」や、アダプティブダンピングシステム「DCC」と連携して作動する電子制御トルクセンシングLSDの「VAQ」を採用している。
◆赤いアクセントとハニカムグリル
エクステリアは、フロントアッパーグリルに赤いアクセントストリップが配されており、ゴルフGTIを彷彿とさせる。フロントバンパー内のロワグリルには、ハニカムパターンが施される。プロジェクターLEDヘッドライトとデイタイムランニングライトを標準装備した。
ボディサイドには、ブラックウィンドウサラウンドが付く。リアバンパーにはブラックハニカム仕上げのディフューザーと、サウンドが改良されたデュアルエキゾーストが追加された。18インチのアルミホイールを標準装備。オプションでブラックホイールパッケージが選択できる。
◆赤いコントラストステッチを施したインテリア
インテリアには、赤いコントラストステッチを施し、赤いアンダーレイを備えた穴あきレザーシートを装備した。タッチ機能と赤いGLIクリップを備えた新形状のレザースポーツステアリングホイールも採用する。
10インチの「デジタルコックピットプロ」が標準装備された。「フォルクスワーゲンCar-Net」のデータプランに加入すると、車内Wi-Fiが利用できる。「MIB3」インフォテインメントも標準装備した。ワイヤレス充電とワイヤレスの「App-Connect」も用意する。
フロントシートには、暖房と換気の機能が付く。電動ドライバーシート、オートエアコン、キーレスアクセス「KESSY」とプッシュボタンスタートも標準装備されている。オプションでサンルーフ、プレミアムサウンド「BeatsAudio」、10色のアンビエント照明が選べる。
◆部分自動運転を可能にする「トラベルアシスト」
最新の先進運転支援システム(ADAS)の「IQ.DRIVE」を標準装備した。IQ.DRIVEには、フロントアシスト(前方衝突警告と歩行者モニターを備えた自動ブレーキ)、アクティブブラインドスポットモニター、リアトラフィックアラート、レーンアシスト、ストップ&ゴー付きアダプティブ・クルーズ・コントロール、トラベルアシストなどがある。ハイビームコントロールのライトアシストも選択できる。
中でも、トラベルアシストは、フォルクスワーゲンの最新の先進運転支援システムで、部分自動運転を可能にするもの。これは、アダプティブ・クルーズ・コントロールに、レーンアシストを組み合わせて、部分自動運転を可能にする新しいアシストシステムだ。