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究極の自然吸気911へ…新型「GT3 RS」、巨大なリアスポイラーは生産型で確定か
ポルシェが現在開発中の『911GT3 RS』新型。その最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
911GT3 RSは公道のレーサーとも言われ、自然吸気エンジンを搭載する究極の911とされている。
ニュルブルクリンク付近で捉えた最新プロトタイプは、これまででもっともカモフラージュが軽く、様々なコンポーネントの詳細が見えてきた。
フロントエンドにはエアロダイナミックフラップを備えた巨大なダブルスクープが初めて顔を見せている。また新設計のサイドインテークを備えるフロントバンパー、側面にはダミーのボディエクステンションで覆われた、エアエクストラクターを備えたワイドフロントフェンダーも確認できる。
後部に回ると、バンパーはカバーされディテールは不明だが、途方もなく巨大なアクティブリアスポイラーを装備している。これまでとは両サイドのウィング形状が異なり、開発が終盤であることを考えればこれが最終生産バージョンである可能性が高い。もしそうならば、それはストリートリーガルカーで提供される、最大級の翼と言えそうだ。
そしてもう一つの注目はルーフフラップが初めて装着されている点だろう。これによりエアロダイナミクス性能の向上が期待できる。
パワートレインは、GT3の4.0リットルから排気量アップした自然吸気4.2リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、最高出力は580psとも噂されている。
市販型では新設計されたエアロに加え、高性能なGT3からより焦点を絞ったサスペンションセットアップと、より大型のブレーキも取得。これによりポルシェが992世代のフラッグシップ「GT2 RS」を発表するまで、最速のプロダクションモデルの1つとなる。
911GT3 RSのワールドプレミアは、最速で2021年内とも伝えられるが、エンジン認証の問題も噂されており、デビューが遅れる可能性もあるという。