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VW ゴルフ GTI 新型、早くもカスタム…「BBSコンセプト」を米国発表

  • 《photo by VW》
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フォルクスワーゲンは8月13日、新型『ゴルフGTI』をベースにしたカスタマイズコンセプトカー『GTI BBSコンセプト』(Volkswagen GTI BBS Concept)を米国で発表した。

◆1984年に米国市場に導入された第2世代のゴルフGTIにインスピレーション

このコンセプトカーのインスピレーションは、1984年に米国市場に導入された第2世代のゴルフGTIに求められた。第2世代のゴルフGTIは、何十年にもわたってホットハッチのジャンルを定義しており、新型ゴルフGTIもこの伝統に従っているという。

第2世代のゴルフGTI以来、長年にわたってGTIを特別なものにしてきたことを強調することが、GTI BBSコンセプトの目標に掲げられた。フォルクスワーゲンは米国フィラデルフィアを拠点として活動するフォルクスワーゲン愛好家のジェイミー・オー氏と協力。GTI BBSコンセプトを開発した。

ジェイミー・オー氏は、「新型ゴルフのスピリットを維持するために、伝統的なカスタマイズを行った。インテリア、ボディ、パワートレインは、工場からラインオフした状態のままにした」と述べている。

◆ゴールド仕上げのBBS製19インチアルミホイール

GTI BBSコンセプトでは、アルミホイールを変更し、ゴールド仕上げのBBS製19インチ「Super RS」を装着する。タイヤは235/35R19サイズを組み合わせた。これにより、新型ゴルフGTIの外観をクラシックな雰囲気にしているという。

サスペンションは、H&Rの新型『ゴルフ』用を採用した。リアはH&Rの部品をそのまま装着。フロントは、H&Rの部品をキャンバー調整したうえで、装着している。

エグゾーストシステムは、Borla製に交換した。車体には、赤と黒のピンストライピングが添えられている。

◆2.0リットル直4ターボは最大出力241hp

直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。米国仕様の場合、最大出力は241hp、最大トルクは37.7kgmを獲得する。従来型に対して、最大出力は13hp引き上げられた。

米国仕様のトランスミッションは、6速MTと7速デュアルクラッチの「DSG」が選択できる。駆動方式はFFで、電子ディファレンシャルロックの「XDS」が装備された。最高速は250km/h(リミッター作動)となる。

新しいドライビングダイナミクスシステムとして、「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」を採用した。これは、XDS機能と、調整式ダンパーの横方向の入力の両方を制御するものだ。これにより、快適性重視の設定と、スポーティな乗り心地重視の設定までの幅が大きく広がり、その結果、動力特性が大幅に強化されているという。

「DCC」と呼ばれるアダプティブシャシーコントロールも、FF車のパフォーマンスにおける新しいベンチマークの実現を支援するシステムだ。DCCは、ステアリング、ブレーキ、アクセル操作といったさまざまな要素を考慮しながら、路面と走行状況に対して断続的に反応する。ドライバーは、走行モードを選択することで、車両の挙動を希望通りに調整することができる、と自負する。各ホイールにおける必要な減衰力は瞬時に計算され、4本のショックアブソーバーを調整する。その結果、DCCは常に高いレベルの快適性を提供し、ビークル・ダイナミクス・マネージャーと連携することで、理想的な動力性能を発揮する、としている。