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ロータス『エミーラ』、新世代スポーツカー…モントレー・カーウィーク2021で展示へ
ロータスカーズは8月9日、新世代スポーツカーの『エミーラ』(Lotus Emira)を、米国で8月12日(日本時間8月13日未明)に開幕する「モントレー・カーウィーク2021」に出展すると発表した。
◆メルセデスAMG製2.0ターボとトヨタ製V6を設定
エミーラは、新しいロータススポーツカーアーキテクチャをベースに開発された。ロータス押出し結合アルミ製シャシーテクノロジーを使用している。エミーラには、2つのシャシーとサスペンション設定がある。「ツアー」は日常の道路での使用に合わせて調整されており、ロータスのダイナミックなパフォーマンスとハンドリングの最適なブレンドとより快適な乗り心地を提供する、と自負する。「スポーツ」はオプションのロータスドライバーズパックで利用でき、わずかに硬いサスペンションセットアップとなる。
ホイールは20インチで、グッドイヤー「イーグルF1」スーパースポーツタイヤが装着された。ミシュラン「パイロットスポーツカップ2」は、「ロータスドライバーズパック」とのセットオプションだ。どちらのタイヤも、エミーラのために特別に開発された。
エミーラは、2つのガソリンエンジンから選択できる。テクニカルパートナーのメルセデスAMG製の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンと、『エキシージ』と『エヴォーラ』で定評あるトヨタ製の3.5リットルV型6気筒ガソリンをスーパーチャージャーで加給したエンジンだ。それぞれがロータスによって調整され、ユニークで独特のキャラクターを生み出すという。また、最大出力は365~405ps、最大トルクは43.8kgm。0~100km/h加速は4.5秒未満、最高速は290km/hの性能が目標として掲げられた。
◆目標車両重量は最も軽い仕様で1405kg
EVハイパーカーの『エヴァイヤ』のデザインの特徴を導入した初めてのロータススポーツカーだ。エヴァイヤの影響は、流線的なサーフェイスと鮮明で特長的なラインに反映されているという。ボディサイズは全長4412mm、全幅1895mm、全高1225mm、ホイールベース2575mm。目標車両重量は最も軽い仕様で1405kgとしている。
エミーラには、エッジをシャープに仕上げたボンネット、後部に向かって引き締められたシュリンクラップされたキャビン、力強いリア回りに切り込まれたアーティスティックシェイプが施されたドアとベントを採用する。ボンネットのベントは、車の空気の流れを誘導し、エアロダイナミクスを最適化するために、エヴァイヤの構造から取り入れたものだ。
縦型のオールLEDヘッドランプが標準装備された。エヴァイヤと同様、ウイングにインスパイアされたツインブレードデザインを採用している。ボンネットには、新しいロータスのロゴが配された。
ドアに切り込まれたアーティスティックシェイプセクションがドアを通してリアホイール前の吸気口に空気の流れを導く。これは、エンジンに空気を供給するだけでなく、エンジンを冷却する狙いもある。エミーラのネームバッジは、Cピラーに配置された。
リアはエヴァイヤ同様、ロータスのワードマークが組み込まれたバンパーがボディ同色パネルの上にレイアウトされた。その両端には、ホイールアーチからの空気を排出する排出口が設けられた。スリムなブレーキライトにつながるフラットなC字型のLEDテールライトが配された。ナンバープレートの両側にツインエキゾーストパイプを置き、その下にダウンフォースを高めるためにディフューザーを装備している。
◆名車『エスプリ』を反映したMT車のシフトレバー配置
インテリアは、ドアトリムと一体化し、包み込むようなダッシュボードを採用した。名車『エスプリ』のシフトレバーを反映したMT車のシフトレバー配置や、V6エンジン搭載車のMTのセンターコンソールのベース部分の半露出のギアリンケージが特長だ。スタート/ストップボタンには、保護用の赤いカバーが付く。
2つのシートは、高速コーナリング時の横方向のサポートと長距離移動時の快適性を両立するように設計されている。標準のシートは4方向の電動調整機能を備えている。メタリックスポークとコントロール操作系を備えたフラットボトムタイプのスポーツステアリングホイールが採用された。
インフォテインメントシステムへのアクセスは、ダッシュボード中央の10.25インチタッチディスプレインや、ドライバー正面の12.3インチTFTドライバーディスプレイで行う。グーグル「Android Auto」とApple「CarPlay」を標準装備。すべてのコンテンツはロータス専用であり、ロータスが自社で設計と開発を手がけた、としている。