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【ゴルフ ヴァリアント 新型】広々とした室内と電動化による走りの進化、価格は305万6000円より
フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、Cセグメントステーションワゴンの『ゴルフ・ヴァリアント』(Volkswagen Golf Variant)を約8年ぶりにフルモデルチェンジし、7月28日より販売を開始した。4グレード展開で、価格は305万6000円から389万5000円。
新型ゴルフ・ヴァリアントは新型ゴルフ同様、「デジタル化」「電動化」「ドライバーアシスタンスシステム」で大幅に進化。「デジタル化」ではクラスを超えたデジタルインターフェースを採用し、「電動化」では、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用し、モーターのアシストによってスムーズな発進や加速を実現している。また、運転支援システムでも、同一車線内全車速運転支援システム「トラベルアシスト」などの最新テクノロジーを採用し、安全性を高めている。
エクステリアデザインは、最適化されたエアロダイナミクス、印象的なフロントエンド、力強いショルダーラインを特徴する、スポーティなスタイルへと進化。また、ラゲージルームは、全長を65mm延長したことで先代より22リットル拡大し、最大1642リットルとクラストップレベルの積載量を誇る。さらに、ホイールベースも35mm延長したことで、後席のレッグスペースも拡大。今まで以上のゆとりのある空間で快適性を高めている。
◆長く、広く、よりスポーティに
エクステリアデザインは、フロントおよび側面のBピラーまでは新型ゴルフ同様だが、Bピラーからリヤエンドにかけては、新型ゴルフ ヴァリアントならではのユニークなスタイルを採用。力強いショルダーセクション、リヤへ向かって下降する長いルーフセクション、クーペのように傾斜したリヤウィンドウを備え、よりスポーティなスタイルとしている。
ボディサイズは全長4640mm(先代比+65mm)×全幅1790mm(同+10mm)×全高1485mm(同±0mm)。サイズが拡大されたことにより、新型ゴルフ ヴァリアントは、より長く、低く見える。また、全長およびホイールベースの延長により、リヤシートの最大レッグルームは903mmから941mmに増加。また、リヤシート背もたれの上端まで荷物を積んだ場合のラゲージスペースは、611リットル。後席を折り畳むとそのスペースは1642リットルに増加する。
◆コックピットをデジタル化、操作性を向上
新型ゴルフ・ヴァリアントは、最新世代の通信モジュールを内蔵した純正インフォテイメントシステムとデジタルメータークラスター「デジタルコクピットプロ」を標準装備。同じ視覚軸上で結合されたデジタルディスプレイ環境を運転席に創出する。また、DSGのシフトレバーを大幅に小型化し、クリーンにレイアウトしている。さらにライトおよび視界関連の機能、ルーフコンソールおよびインフォテイメントシステムの操作性を向上。機能に応じてタッチスクリーン、タッチスライダー、または物理ボタン操作できる。
◆48Vマイルドハイブリッドシステムを採用
パワートレーンは新型ゴルフ同様、48Vベルト駆動式スタータージェネレーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを1.0リットル/1.5リットル直噴ターボエンジンに設定する。48Vベルト駆動式スタータージェネレーターはスターターとしての役割の他、小型電動モーターやジェネレーターとしての役割を果たし、車両の発進時にエンジンをサポート。スムーズな加速を実現し、特にスタート・ストップの多い街中での快適性を高めている。
◆全車速対応ACCなど、運転支援システムも充実
新型ゴルフ ヴァリアントは、クラスを超えたハイレベルなドライバーアシスタンスシステムを数多く標準装備する。初採用の同一車線内全車速運転支援システム「トラベルアシスト」は、車速域0~210km/hで作動可能。静電容量式センサーを採用したステアリングホイールを軽く握っているだけで、前走車との車間及び走行レーンの中央維持をサポートする。その他、車両の暴走による事故を未然に防ぐ緊急時停車支援システム「エマージェンシー アシスト」や、降車時に後方から接近する車両や自転車を知らせる「エグジットウォーニング」などを初採用する。
また、フロントカメラで対向車や先行車を検知し、片側22個のLEDを個別に制御することで最適な配光を可能とした最新のヘッドライトシステム「LEDマトリックスヘッドライト IQ.LIGHT」もオプション設定。足の動きでテールゲートを開けることができる「パワーテールゲート」もオプションとして初採用するなど、利便性を高めている。