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タクシーに自動運転AIを搭載、データ収集する実証実験を実施
ティアフォーは11月1日、名古屋大学次世代モビリティ研究センター、日本交通、JapanTaxiと共同で、自動運転AIを搭載した「AIパイロット」をタクシー車両に搭載してデータを収集する実験を実施すると発表した。
実験は、都内を実際に運行するタクシーが3次元データを収集する。実証実験で得た情報は、クオリティ・量を評価し、実際にその情報からどれだけの価値を見出せるかを検証する。
将来の自動運転社会で、実際に運行しているタクシーが3次元データ収集する場合を想定し、どの規模の空間データが、どの程度継続的に取得できるのかについて検証する。
実証では、KDDIの高速回線を使って取得したデータをリアルタイムに伝送し、鮮度の高いデータを収集する。データ収集実験では、同時にデータ収集・伝送の安定性やシステムの運用性を検証する。実験期間は1カ月間の予定。
各社の役割はティアフォーが自動運転向けデータ収集装置「AIパイロット」とKDDIの高速通信回線を提供する。名古屋大学は収集したデータからの価値創造技術を開発する。日本交通は実験用タクシー車両の提供と、タクシードライバーが実験に協力する。JapanTaxiはタクシー運行実績、タクシー車両の位置情報を提供する。