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ホンダ CR-V 新型…スポーツハイブリッド i-MMDに初の4WDを設定[詳細画像]

  • 《撮影 雪岡直樹》
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ホンダはミドルサイズSUV『CR-V』新型のハイブリッドモデルを11月1日より発売する。ガソリンモデルは、8月31日より販売が開始されている。

新型CR-Vは、2016年10月より北米で販売を開始後、遅れること約2年で日本市場への再投入された。今回で5代目となる新型モデルは、ハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド i-MMD(SPORT HYBRID i-MMD)」に初めて4WD仕様を設定したほか、ガソリンモデルには7人乗りの3列シート仕様を設定するなど、幅広いニーズに対応している。

◆軽量、高剛性、低重心の新世代プラットフォーム

新型CR-Vは基本骨格を『シビック』から採用しているホンダの新世代プラットフォームへ刷新。ドライバーの意思にリニアに沿うよう、ダイナミクス性能を磨き上げ、軽量かつ高剛性、低重心のボディにより、幅広い速度域において軽快で安定した走りを実現させた。ボディサイズは、全長4605mm、全幅1855mm、全高1680mm(4WD車は1690mm)と、先代と比較して全長と全幅が若干拡大されている。

シャシーには、フロントにマクファーソンストラット式、リアにマルチリンク式のサスペンションを採用したほか、大径ディスクブレーキや電動ブレーキブースターを採用するなど、優れた制動力とダイレクトなブレーキフィールを実現している。

◆モデル初のハイブリッドモデルとターボエンジン搭載のガソリンモデル

新型CR-Vのパワートレインには、車種初となるハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド i-MMD(SPORT HYBRID i-MMD)」を採用。最高出力145ps、最大トルク175Nmを発揮する2リットルDOHC i-VTECエンジンと最高出力184ps、最大トルク315Nmを引き出す走行用モーターが組み合わされ、3リットル並みの加速とクラストップとなる25.8km/リットル(JC08モード)の低燃費を両立する。

走行状況などに応じて「EVドライブモード」「ハイブリッドドライブモード」「エンジンドライブモード」の3つのモードをシームレスに切り替え、

また、スポーツハイブリッド i-MMD初となる4WDも設定。電子制御で前後輪の駆動力配分を緻密かつ素早く行うリアルタイムAWDにより、雪道での発進やコーナリング、登坂での優れた走破性を実現した。

一方ガソリンモデルは、吸排気デュアルVTCを備えた直噴1.5リットルVTECターボエンジンを採用。このエンジンは、最高出力190ps、最大トルク240Nmを発揮する2.4リットル自然吸気エンジンに匹敵するパワーフィールを実現している。

さらに、両モデルとも風洞実験を繰り返しエアロダイナミクスを追求。シャッターグリルを採用することで優れた燃費に貢献している。

◆精悍なエクステリアと使い勝手のインテリア

エクステリアは、ロードクリアランスを従来モデルから40mmアップし、ホイールベースを延長、ワイドトレッド化と18インチの大径タイヤ、大きく張り出した前後フェンダーにより、力強く頼もしいデザインを実現した。フロントビューはフルLEDライトを採用し先進性を強調し、面全体として光るヘッドライトや、光量が中心に向かってグラデーションになるポジションランプなどを採用している。

インテリアには、シートに立体感を引き出しながら上質に仕立てた本革シートや光沢と独特の深みある色合いに織り上げた表皮のファブリックシートを採用。さらに、インストルメントパネルやドアライニングパネルなど、目や手が触れることの多い箇所には素材の持つ個性を際立たせた木目調素材やピアノブラックパーツを採用している。

また、センターコンソールボックスには可動式トレーを採用することで、置くものやシーンに応じて3通りの使い方を可能とした。そのほか、カップホルダーの位置やフロントドア、リアドアのドアポケットの収納性などの細部にわたって使い勝手の良さを追求した。

◆快適な居住空間を実現、ガソリン車には3列シート仕様も設定

新型CR-Vは、快適な居住空間、多彩なシートアレンジ、広く使い勝手の良い荷室を実現。後席の足元スペースを従来モデルに比べ50mm拡張したほか、シートクッションやシートバックの延長によりホールド感を高めるなど、後席の快適性を高めた。また、ワンアクションで大空間が出現する後席ダイブダウンにより、荷室長1830mmのフラットな空間と、優れた積載性を提供する。

さらに、ガソリンモデルには5人乗り仕様と同じボディサイズの7人乗り3列シート仕様も設定。フロアやルーフまわりの設計を徹底的に突き詰めて居住スペースを確保したほか、3列目シートにも内部にスプリングを使用するなど居住性にも配慮している。

◆安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備へ

先進機能については、安全運転支援システム「ホンダ センシング(Honda SENSING)」を全グレードに標準装備するほか、国内ホンダ車初となる「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」を採用。足先をリアバンパー下のセンサーにかざすだけでテールゲートを開閉できるほか、ボタン操作による開閉途中での一時停止や、テールゲートの開く高さを任意の位置で記憶させられる高さ設定機能も搭載した。

価格は、ガソリンモデルが323万0280円から403万0560円。ハイブリッドモデルが378万4320円から436万1040円となっている。