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メルセデスAMG GT 4ドアクーペ に限定車、頂点「63S」と同じ顔に…欧州設定
メルセデスベンツは6月15日、メルセデスAMG『GT 4ドアクーペ』(Mercedes-AMG GT 4 Door Coupe)の2021年モデルに、欧州で限定モデルの「エディション」を設定すると発表した。
◆「V8スタイリングパッケージ」を標準装備
この限定モデル“2021エディション”は、V型6気筒エンジン搭載車のみをラインナップしており、「V8スタイリングパッケージ」を標準で組み合わせている。V8スタイリングパッケージは、メルセデスAMG GT 4ドアクーペの頂点に位置するV8ツインターボエンジン搭載車の「63S」と同じフロントマスクになるのが特長だ。フロントバンパーの開口部が大型化され、63Sと同じ表情を実現している。
さらに、限定車には、ルベライトレッドのダークジェムストーンシェード塗装が用意される。ハイグロスクロームのエクステリアパッケージと、5ツインスポークデザインの新しい21インチAMG鍛造ホイールも装着された。
インテリアは、新しいネバグレーのエクスクルーシブナッパレザー仕上げとした。オプションのパノラマルーフを選択すれば、室内に多くの光が差し込み、ナッパレザーのインテリアが引き立つという。「AMGパフォーマンスステアリングホイール」は、ネバグレー/ブラックナッパレザーでコーディネートされた。グレーアッシュのオープンポアウッドトリム、ボディカラーで照らされたドアシルパネル、インストルメントパネルのAMGエディションエンブレムも採用している。
◆タッチセンサー付きの新しいAMGパフォーマンスステアリングホイール
新デザインのAMGパフォーマンスステアリングホイールを採用した。独特のツインスポークデザインと、ツインスポーク部分に組み込まれたボタンが特徴だ。インストルメントクラスターは、ステアリングホイールスポークの左側のセンサーで操作し、メディアディスプレイは右側のセンサーで操作する。下側のスポークでは、クルーズコントロール/「DISTRONIC」(左側)と、電話/ハンズフリーシステム/ボリュームコントロール(右側)の操作を可能にしている。
このステアリングホイールには、静電容量式のタッチセンサーが組み込まれており、ドライバーがステアリングホイールを握っているかどうかを検知する。2ゾーンのセンサーマットがステアリングホイールのリム部分にあり、ドライバーがステアリングホイールを握っているかどうかを検出する。ステアリングホイールのスポーク部分に配置されたタッチコントロールボタンは、スマートフォンと同様、静電容量センサーによって操作できる。
2つのセンサーマットは、カバーの下に配置されている、ひとつはステアリングホイールリムの前面と背面にある。センサーに触れると静電容量が変化し、コントロールユニットによってデジタル信号に変換される。
ドライバーの手がステアリングホイールを完全に握っておらず、一部のみに触れている場合、静電容量の小さな変化が測定される。測定値が指定された値を超えた場合のみ、ドライバーがステアリングホイールを保持していると検出される。ドライバーの手が一定時間、ステアリングホイールから離れている場合、警告が発せられ、ドライバーが何らかの行動を取らない場合、最終的に自動ブレーキが作動する。
◆9速の「AMGスピードシフト MCT 9G」はアルミ製パドルシフトを改良
オプションで、フラットボトムデザインで、ナッパレザーまたはナッパレザー/マイクロファイバー「DINAMICA」で覆われたヒーター付きステアリングホイールも選択できる
9速の「AMGスピードシフト MCT 9G」トランスミッションは、ステアリングホイールの左右に配置されたアルミ製パドルシフトで操作できる。正確なシフトを行うために、パドルはわずかに大きくなり、さらに下に配置されている。
2022年モデルには、トリムパーツの幅広い選択肢も用意される。新たに、インストルメントパネルとドアパネル、センターコンソールに、オプションでアンスラサイトオープンポアウッドが設定された。シルバーシャドウのサラウンドと組み合わせられ、4ドアスポーツのスポーティ&ラグジュアリーさを強調する、としている。