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スバルの2.4ボクサー搭載3列SUV、『アセント』に2022年型…米国発表
SUBARU(スバル)の米国部門は6月14日、スバル『アセント』(Subaru Ascent)の2022年モデルを発表した。
アセントは2017年秋、米国で開催されたロサンゼルスモーターショー2017で初公開された。アセントは、スバルが北米市場でのさらなる成長を求め、とくにファミリーユーザーに向けて開発した3列シートのミッドサイズSUVだ。従来の『トライベッカ』の後継車に位置付けられる。
◆ブラック仕上げの「オニキスエディション」を設定
2022年モデルには、オニキスエディションが設定された。ブラック仕上げのエクステリアと専用のインテリアを採用する。専用のブラック仕上げの外装トリム、エンブレム、20インチのアルミホイールが特長だ。インテリアには、耐久性と手入れが簡単な撥水素材「スバルStarTex」が使われている。
オニキスエディションは、7名乗りのプレミアムグレードがベースだ。リバース自動ブレーキ、パワーリアゲート、ヒーター付きステアリングホイール、プッシュボタンスタートによるキーレスアクセスなどを装備している。
また、オニキスエディションには、3ゾーンのオートエアコン、マルチファンクションディスプレイ、エンジンイモビライザー付きセキュリティシステム、リアビジョンカメラ、センターコンソールのUSB充電ポート、ルーフレール、18インチのアルミホイールを装着している。
◆「X-MODE」と「アイサイト」を標準装備
2022年モデルの全車に、直噴2.4リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は260hp/5600rpm、最大トルクは38.3kgm/2000~4800rpmを引き出す。トランスミッションはCVTの「リニアトロニック」で、8速マニュアルモード機能とパドルシフトが備わる。
シンメトリカルAWDと「X-MODE」を標準装備した。X-MODEは、滑りやすい路面などで、エンジン、トランスミッション、ブレーキを最適に統合制御して、悪路走破性を追求する。下り坂で低速を維持した走行を可能にするヒルディセントコントロールも付く。最高5000ポンドのトーイング性能により、キャンピングカーやボートなどの牽引も可能にしている。
2022年モデルのアセントには、「アイサイト」が標準装備されている。レーンセンタリング機能とアダプティブクルーズコントロールを搭載し、ドライバーを支援する。夜間の視認性を向上させるハイビームアシスト付きステアリングレスポンシブLEDヘッドライトも標準装備した。プレミアムグレードには、レーンチェンジアシストとリアクロストラフィックアラートを備えたブラインドスポットディテクションが追加されている。
◆「SUBARU STARLINK」マルチメディアシステム
2022年モデルには、7名乗車仕様と8名乗車仕様が用意された。7名乗車仕様では、2列目シートがキャプテンシートになる。シートの間隔を充分に取り、3列目シートへのアクセス性を追求している。8名乗車仕様の2列目シートは、3名がけのベンチシートになる。3列目シートには、リクライニング機構が備わる。
スマートフォンとの連携を可能にするインフォテインメントシステムを採用した。3列目シートにタブレット端末が置ける左右のカップホルダー、スマートフォンなどの充電に対応したUSB電源を装備した。3列目シート専用のエアコン吹き出し口も採用されている。
「SUBARU STARLINK」の6.5インチのマルチメディアシステムには、Apple 「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」、6.5インチの高解像度タッチディスプレイが備わる。Bluetooth電話接続、「SiriusXMオールアクセスラジオ」、「SiriusXMトラベルリンク」も装備されている。
プレミアムグレードは、「STARLINK 8.0インチマルチメディアプラスシステム」と、車載Wi-Fiが採用される。「STARLINK Connected Services」は、プレミアム以上のグレードで選択できる。
なお、アセントは、『インプレッサ』、『レガシィ』、『アウトバック』とともに、米国インディアナ州ラファイエットのスバルオブインディアナオートモーティブ(SIA)で組み立てられる、としている。