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BMW X4 に改良新型、SUVクーペがスポーツ性を強化…欧州発表
BMWは6月9日、改良新型『X4』を欧州で発表した。現行X4は2世代目モデルで2018年春、ニューヨークモーターショー2018で初公開された。デビューから約3年を経て、初の本格改良を受けた改良新型が登場している。
◆前後バンパーが新デザインに
X4は『X3』をベースにしたSUVクーペだ。改良新型X4には、同時に発表された改良新型X3と同様、新しいフロントマスクを採用する。フロントバンパーは新デザインで、左右と中央のエアダクトが新形状となり、スポーツ性が強化されている。
改良新型X3にオプションのマトリックス機能を備えた「アダプティブLEDヘッドライト」は、改良新型X4には標準装備されている。光量が多く照射距離の長い「BMWレーザーライト」は、オプションで選択できる。
リアには、フラットなフルLEDテールライトを採用した。改良新型のリアは、ワイド感を強調し、立体的なデザインとなっているのが特長だ。新しいリアバンパーは、ボディ同色部分の面積が拡大し、バンパーの下部にリフレクターが配置された。テールパイプトリムは大型化。新しいメタリック仕上げのピエモンテレッドが、X4専用色として設定されている。
◆「Mスポーツパッケージ」が選択可能
「Mスポーツパッケージ」では、メッシュパターンのキドニーグリルが装着される。キドニーグリルのフレームと内部は、ハイグロスブラックで塗装することも可能だ。リアバンパーには、ワイド感を演出するオフセットインサートが付く。サイドエアカーテンパネルなどは、ハイグロスブラックで仕上げられる。
Mスポーツパッケージは、245/50R19サイズのタイヤを履く。19インチアルミホイール「Y Spoke 887M」は、ミッドナイトグレーのツートンカラーだ。 20インチと 21インチのアルミホイールと、 「Mスポーツブレーキ」がオプションで用意されている。
◆10.25インチディスプレイが標準の「BMWライブコックピットプラス」
改良新型には、「BMWライブコックピットプラス」を標準装備した。「BMWオペレーティングシステム7 」をベースにしたインテリジェントなネットワーキングにより、ドライバーと車両の連携を強化し、各種デジタルサービスを提供する。
BMWライブコックピットプラスは、10.25インチのサイズのコントロールディスプレイとタッチコントローラーを備えた 「iDrive」オペレーティングシステム、5.1インチのカラーディスプレイを備えたメーターパネルで構成される。BMWライブコックピットプラスには、オプションで「BMWヘッドアップディスプレイ」を追加できる。
さらなるオプションとして、「BMWライブコックピットプロフェッショナル」を選ぶと、フルデジタルコックピットになる。ステアリングホイールの向こうの高解像度メータークラスターとコントロールディスプレイは、12.3 インチの大型サイズとした。
◆高性能グレードの「M40i」と「M40d」
ガソリンエンジン搭載の高性能グレードの「M40i」と、ディーゼルエンジン搭載の高性能グレードの「M40d」では、Mモデルらしい、さらなるスポーツ性が強調される。M40iは最大出力360hp、M40dは最大出力340hpだ。クロームフレーム仕上げのキドニーグリル、ハイグロスブラック仕上げでMロゴ入りのダブルキドニーバー、エアロダイナミクスを最適化したハイグロスブラックの Mエクステリアミラーを装備した。リアバンパーには、ハイグロスブラック仕上げのエアカーテントリムが付く。
すべてのグレードに、それぞれのエンジン特性に合わせて特別に調整された 8速AT「ステップトロニック」を組み合わせる。オプションでパドルシフトとローンチ コントロールを標準装備した「8速ステップトロニックスポーツ」トランスミッションが選択できる。