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【GR 86 新型】旧型と並べた—ここが違う

  • 《写真提供 トヨタ自動車》
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トヨタGAZOOレーシング(TRG)は4月5日、新型『GR 86』を発表した。従来の『86』から車名が変わった新型は、『GRスープラ』、『GRヤリス』に続く、TGRが展開するスポーツカーシリーズ「GR」のグローバルモデル第3弾だ。

デザイン開発では、意のままの走りのための「凝縮」と本質を極める「機能美」を追求した。

エクステリアでは、ベルトラインから水平に通ったフェンダートップによって、FRらしい車両姿勢を表現した。水平に低く通ったアンダーボディとキャビン後部の絞り込みでは、ワイドなスタンスと低重心を表現した。フロントはGRブランド専用の「FUNCTIONAL MATRIX GRILL」を採用し、機能性とエモーショナルさの表現を両立しようとした。

インテリアでは、水平に構成されたインパネとスイッチなど、操作系の配置を最適にし、運転に集中できる空間をめざした。メーターは7インチTFTディスプレイを採用した。オープニングアニメーションは、水平対向エンジンのピストンの動きをモチーフにしており、走行前の高揚感を演出ねらった。

エンジンは2.4L水平対向4気筒、筒内直接+ポート燃料噴射装置付き「TOYOTA D-4S」。「軽量コンパクトかつ低重心なエンジン」という特長はそのまま、排気量アップにより出力を従来型の200PSから235PSに強化、0-100km/h加速性能を7.4秒から6.3秒に縮めた。

全長は4265mm、全幅は1775mm、全高は1310mm(アンテナ含む。ルーフ高さは1280mm)、ホイールベースは2575mm、車両重量は1270kg(6MT仕様)。

新型の日本での発売は2021年秋頃を予定している。