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BMW ヴィジョン iNEXT、完全自動運転のEV提案…ロサンゼルスモーターショー2018で発表へ
BMWは10月26日、米国で11月に開催されるロサンゼルスモーターショー2018において、次世代のEVコンセプトカー、BMW『ヴィジョンiNEXT』(BMW Vision iNEXT)をワールドプレミアすると発表した。
ヴィジョンiNEXTは、BMWグループが2021年から生産予定の新型EV、『iNEXT』を示唆するコンセプトカーだ。ヴィジョンiNEXTは近い将来の自動モビリティの可能性を追求し、パーソナルモビリティの将来という点でも、BMWグループの戦略的な方向性の象徴となるソリューションを示す1台になるという。
ヴィジョンiNEXT は、BMWの最新のスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)のサイズとプロポーションを採用した。ボディカラーのリキッド・グレーローズ・コッパーは、温かみのある銅から暗めのローズへと変化するのが特徴だ。
フロント中央には大型のダブルキドニーグリルを装着した。このグリルはBMW『i3』同様、閉じられている。EVはエンジン冷却の必要がないので、キドニーグリルは各種センサーを装着するインテリジェンスパネルとして機能する。
フロントウインドウは大型パノラマサンルーフへと続くデザインで、外側からインテリアがよく見えるように設計された。Bピラーのない左右の大型ドアは観音開き。ドアを開くと、広々とした室内空間が見渡せる。
ヴィジョンiNEXTでは、ドライバーは「ブースト」モードで自ら運転するか、「イージー」モードで車両に運転を任せるかを選択。ブーストモードでは、電動ドライブによってダイナミックかつ静かなゼロエミッションの走行が行える。イージーモードでは、ドライバーと同乗者に多彩なアクティビティのための空間を提供。乗員の希望次第でリラクゼーション、インタラクション、エンターテインメント、コンセントレーションのスペースになるのが特徴だ。
ブーストモードでは、ステアリングホイールとディスプレイがドライバーに向けたレイアウトになる。イージーモードがオンになると、ステアリングホイールが少し後退(車両進行方向で前進)し、よりオープンな空間となる。ディスプレイパネルには運転関連のコンテンツから、乗員が興味のある場所やイベントに関する情報を表示するモードに切り替わる。フロントシートのヘッドレストは、後方に折りたたまれ、前席と後席の乗員が、より効果的にコミュニケーションできるようになる。
ヴィジョン iNEXTには「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を搭載。ドライバーは運転中、「ヘイ、BMW」と呼びかけることにより、音声アシストが起動。ドライバーが求めるさまざまな機能や情報に、安全にアクセスできる。