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スバル アウトバック 新型、自然吸気の2.5リットルボクサー搭載 4月欧州導入

  • 《photo by SUBARU》
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SUBARU(スバル)の欧州部門は3月29日、新型『アウトバック』を4月から、欧州市場に導入すると発表した。

アウトバックは1995年の初代(日本では『レガシィ・グランドワゴン』)発売以来、乗用車とSUVの両方の特性を組み合わせた新セグメント、クロスオーバーSUVの先駆けとして、その歴史を築いてきた。

アウトバックは現在、スバルのフラッグシップモデルに成長しており、安全性、快適性、実用性、耐久性、走行性といった価値を、顧客に提供している。アウトバックとしては6世代モデルとなる新型は、史上最高のアウトバックを目指して、開発されたという。

過去26年間で、アウトバックはヨーロッパで30万3000台以上を販売した。1989年以降、世界の累計生産台数は660万台を超えている。

◆部品の約90%を再設計した自然吸気の2.5リットルエンジン

欧州仕様車には、直噴2.5リットル水平対向4気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載する。北米向けの2.4リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジン(最大出力260hp/5600rpm、最大トルク38.3kgm/ 2000~4800rpm)は、欧州では用意されていない。

直噴2.5リットル水平対向4気筒ガソリン自然吸気エンジンは、エンジン部品の約90%を再設計し、圧縮比を高めている。CVTの「リニアトロニック」は、変速比幅のワイドレンジ化とともに、油圧システムの刷新により駆動力の伝達効率を従来型に対して22%引き上げ、高い燃費性能と走行性能を追求した。スバル独自の「シンメトリカルAWD」は、アクティブトルクベクタリングと組み合わせることにより、ハンドリングとコーナリングパフォーマンスを向上させているという。

新しい「X-モード」は、「スノー/ダート」モードと「スノー/マッド」モードが切り替えられる。最低地上高は、213mmを確保した。デパチャーアングルは19.7度、アプローチアングルは22.6度、ランプブレークオーバーアングルは21度としている。

◆11.6インチの縦型ディスプレイ

欧州仕様車には、最新の車載コネクティビティを採用する。11.6インチのフルHD縦型ディスプレイを備えた最新のインフォテインメントシステムを装備した。大画面に集約したさまざまな情報を、タブレット端末同様の感覚で快適に操作できるようにした。

Apple「CarPlay」、グーグルの「Android Auto」に対応する。ドライバーが車両の各種設定を制御して、スマートフォンなどのデバイスに接続するのに役立つ新設計のヒューマンマシンインターフェースが標準装備されている。

シートの素材には、ナッパレザーが設定される。撥水性で耐久性のある「StarTex」素材を使用したシートも、オプションで選択できる。スバル初のハンズフリーパワーリアゲートと、シングルタッチリフティングの荷室カバーが採用されている。

◆最新のアイサイト

欧州仕様車には、先進運転支援システムの「アイサイト」の最新版を標準装備した。レーンセンタリング機能を備えたアダプティブクルーズコントロール、緊急レーンキープアシスト、インテリジェントスピードリミッターを備えた速度標識認識、ステアリングホイールの振動を伴うレーンデパーチャーワーニング、レーンデパーチャープリベンションが採用されている。

また、ドライバーの居眠りや脇見運転検知に加え、シートポジションやドアミラー角度、空調設定を登録したドライバーごとに自動調整するドライバーモニタリングシステムも装備した。後退時自動ブレーキにより、車両後退時の衝突回避または衝突による被害を軽減。後側方警戒支援システムにより、自車後側方から接近する車両を検知し、音と表示で警告する。フロントグリル下部に装備したカメラの画像により、車両前方の死角を減らすフロントビューモニターも装備されている。