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日産が新たなNISMO、ランクル競合の『パトロール』に高性能モデルか 3月31日発表
日産自動車の中東部門は3月25日、新たな「NISMO(ニスモ)」モデルの初公開イベントを、3月31日に開催すると発表した。
日産自動車の中東部門は、この新たなNISMOモデルのティザー映像を公開した。日産が中東などで販売している大型SUV、『パトロール』改良新型のNISMOである可能性が高い。
初代パトロールは、1951年に登場した。主に警察向けに開発されたジープタイプの4WD車だった。1980年に誕生した3代目から、日本では『サファリ』を名乗る。しかし、サファリは2007年6月をもって、国内販売を終了した。その後は、海外専用車のパトロールとして、日本から欧州や中東などへ輸出されている。最大のライバルは、トヨタ『ランドクルーザー』(200)になる。
現行型はパトロールとしては7代目となり、高級SUVにふさわしいクオリティと、中東などの市場で求められる高いオフロード性能を追求した。プラットフォーム、エンジン、4WDシステムなどを一新して、2010年に発表された。2019年9月には、デビューから9年を経て、大幅改良を受けた2020年モデルが登場している。
エンジンは、5.6リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンを継続搭載する。最大出力は400hp、最大トルク57.1kgmを引き出す。4.0リットルV型6気筒ガソリン自然吸気エンジンも設定する。最大出力は275hp、最大トルクは40.2kgmを発生する。
ティザー映像からは、NISMOのエンブレムと、パトロールのV8エンジンテクノロジーの「VVEL DIG」(Variable Valve Event & Lift、Direct Injection Gasoline)のエンブレムが確認できる。