注目の自動車ニュース
MINI ハッチバック と コンバーチブル 改良新型、新OSとデジタルサービスを採用
MINIは3月22日、MINI『ハッチバック』(3ドアと5ドア)、MINI『コンバーチブル』の改良新型に、新しいオペレーティングシステム(OS)とデジタルサービスを採用すると発表した。
現行MINIハッチバックは3世代目モデルで、2013年秋に欧州で発表された。今回、デビューから7年を経て、大幅改良を受けた。ドライビングの楽しさ、表情豊かなデザイン、個性的なスタイルに磨きをかけることを目指している。
◆8.8インチと5インチの2つのカラーディスプレイ
オペレーティングステムは、新しいグラフィックディスプレイに加えて、車両機能、オーディオシステム、ハンズフリー通話、ナビゲーションシステム、アプリの選択や操作性が改善された。画面は新しいカラーを背景に、シンボルと白文字が描かれている。
希望するメニュー項目は、「ライブウィジェット」として表示され、タッチディスプレイのスワイプ操作で呼び出すことができ、ディスプレイの中央に拡大表示される。
MINI独自のセンターメーターには、タッチ機能を備えた8.8インチのカラーディスプレイ、タッチ操作式お気に入りボタン、ハイグロスピアノブラックパネルが標準装備された。この丸いコントロールユニットには、オーディオシステムの操作部とハザードランプスイッチ、ドライバーアシスタントシステムの操作スイッチが、一体化されている。
ステアリングホイールの向こう側のマルチファンクションインストルメントディスプレイは、オプションのコネクテッドメディアの構成要素になる。ブラックパネルデザインのデジタルカラーディスプレイは、5インチサイズだ。走行に関連する情報に加えて、チェックコントロールのメッセージやドライバーアシスタントシステムの状態を表示する。
◆ディスプレイに「ラウンジ」と「スポーツ」の表示モード
センターメーターとデジタルコックピットのディスプレイには、表示色の選択肢が2つ用意されており、操作システムのメニューから呼び出すことができる。「LOUNGE(ラウンジ)」モードでは、それぞれのコンテンツがターコイズからぺトロールまでの落ち着いた色調で表示される。「SPORT(スポーツ)」モードにした場合、表示の背景色はレッドとアンスラサイトになる。
オプションのMINIドライビングモード装備車の場合、カラースキームは選択した各車両設定に応じて変更される。「MID」モードと「GREEN」モードでは、ラウンジスタイルの画面表示となり、走行モードをSPORTにすると、対応するカラースキームもSPORTに切り換わる。さらに、すべてのMINIドライビングモードで同じカラースキームを割り当てるよう、操作システムのメニューで設定することもできる。
◆車両とつながる新しい「MINIアプリ」
新しい「MINIアプリ」は、デジタルライフスタイルに完全にマッチした先進的な体験をユーザーに提供する、と自負する。これにより、ドライバーはいつでも自分のMINIとつながり、たとえば車両のメンテナンス状態に関する情報を呼び出したり、次のドライブに備えたりすることができる。MINIアプリはスマートフォンやその他の個人用デバイスと車両を結ぶ汎用インターフェースの役割を果たしており、現在、欧州30か国と韓国で、グーグルの「Google Playストア」やアップルの「Apple Appストア」から無料でダウンロードできる。
MINIアプリは、新しいデザインと機能が用意されている。たとえば、燃料残量を遠隔操作で確認することができる。また、リモートサービスを使うと、車両の位置を特定し、ドアのロック&ロック解除が行える。さらに、スマートフォンから直接車両にナビゲーションの目的地を送信することもできる。サービスの予約も、MINIアプリで便利に行える。2021年の半ばまでには、40を超える国と23の言語でMINIアプリを利用できるようになる、としている。