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三菱ふそう 新型ファイター 発表、衝突被害軽減ブレーキを全車標準装備
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、先進安全装備を強化した中型トラック新型『ファイター』を発表。3月より順次販売を開始する。
新型ファイターは衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5(ABA5)」を新たに全車標準搭載。前方認識カメラと高精度ミリ波レーダーで前方の交通状況を検知し、走行・静止車両および歩行者などに対して衝突の危険性がある場合にブザーとモニター表示で警報し、さらに必要に応じてブレーキを作動させて衝突回避をサポートする。ABA5の搭載によってさらに高精度な検知が可能になり、高速道路走行時に前走車が停止している場合や、移動中の歩行者との衝突回避にも対応。運転の注意力低下を監視し警告する「アテンション・アシスト」、車両を安定させ横転を抑制する「ESP(車両安定性制御装置)」、左折巻き込み事故を抑制する「アクティブ・サイドガード・アシスト」と合わせ、一段と高度な安全輸送をサポートする。
また、各種法規にも対応し、車両およびドライバーの安全もサポートする。「後部突入防止装置」および「前部潜り込み防止装置」を搭載し、車両の突入防止性能を強化。乗員を守るために備えて衝撃緩和構造を採用したほか、燃料漏れ防止基準に対応させた燃料タンクを装備し、万一の事故時に燃料漏れ防止と車両火災防止を図る。
外観ではフロントグリル周りをブラックに統一。インテリアでは高いホールド性を持ち快適で疲労を軽減する運転席シートや、大型アシストグリップの採用によりドライバーに優しい乗降性も提供する。またステアリングスイッチや、Bluetooth対応でハンズフリー通話なども可能なAM/FMラジオも全車標準搭載し、快適な運転操作を提供する。
ファイターシリーズは、テレマティクス機能「トラックコネクト」により、輸送サービスの効率性にも貢献する。前モデルよりトラックコネクト用の通信端末を全車標準装備。稼働中の車両の位置情報、安全スコア、運行稼働率、燃費や遠隔診断を通じた故障の検知などをインターネット経由にてリアルタイムで確認できる。デジタルタコグラフとの連動も可能。より高精度な運行記録を遠隔でPCからデータ入手でき、トラックの稼働状況の可視化によって輸送サービスの効率性向上もサポートする。
ファイターシリーズは、4気筒と6気筒のエンジンから選べる豊富な車種をラインアップ。価格は220psエンジン/6MT/8トン平ボデー/ショートキャブ/リーフサスが833万1400円。