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意外と本格派?貴重な3列シートSUV、メルセデスベンツ GLB250 4MATIC[詳細画像]

  • 《写真撮影 柳田由人》
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メルセデスベンツとして9車種目のSUVとなる『GLB』は、本格オフローダー譲りのスクエアなエクステリアデザインと高い悪路走破性、7人乗車が可能な3列シートと広い室内空間を実現。最低地上高は約200mmを確保した。

フロントは、クローム仕上げで力強いデザインのアンダーガードと2本のパワードームを備えたボンネットがSUVとしての存在感とパワーを表現。大型のラジエーターグリル内には、メルセデスベンツのSUVに共通する特徴的なツインルーバーデザインが施されている。ヘッドライトは、スクエアなデザインでSUVらしさを強調する顔つきだ。

サイドビューは、エッジやラインを減らしつつ前後ドアパネルやリアフェンダーなどの面の張りで力強さを表現。フロントエンドとリアエンドがほぼ垂直に切り立ったスクエアなデザインになっている。また、フロントからリアにかけてボディの下部を飛び石などから守るプロテクターを装備。

リアは、上下方向に細く横に長い2分割型リアコンビネーションランプを採用。ボディのワイドさを強調するデザインとなった。

内装は、スクエアで車高が高く2829mmと長いホイールベースを活かして、乗員が快適にくつろげる広い室内空間を実現した。後部座席の2列目には、140mm調整可能な60:40分割の前後スライド機構を備え、広くて快適なレッグスペースを提供。バックレストは8段階の調整が可能。また、前にスライドさせ積載性を向上させることができる。

ラゲッジルームは、左右のラゲッジルームトリムに小物入れ、テールゲート下部にコート用フック2個、2段階高さ調整式ラゲッジルームフロア 、左右にバッグ用フックなどを備えている。また「EASY-PACK自動開閉式テールゲート」を標準採用。テールゲート開閉時の利便性も向上させた。

ダッシュボードは、インストゥルメントクラスター上方にあるカウルを採用せず、ワイドスクリーンディスプレイをダッシュボードの上部に置くことで、解放感とワイドさを強調するデザインに変更。

エアアウトレットは、ジェットエンジンのタービンを想わせるスポーティなデザインになった。エアアウトレットの奥の部分に色のアクセントを施すことでアフターバーナーを想起させる。アンビエントライトは全64色。また、10種類の鮮やかな色の変化を伴うライティングを実現した。

「GLB 250 4MATIC スポーツ」は、2リットル直列4気筒ターボエンジン「M260」を搭載。最高出力224ps(165kW)、最大トルク350Nmを発生させる。エンジンブロックは、アルミニウムダイカスト製で鋳鉄製シリンダーライナーを備えており、エンジン内部の摩擦低減対策としてメルセデスベンツが特許を取得した「CONICSHAPE加工」 を採用。また、可変バルブタイミングを実現する「カムトロニック」も搭載されている。

四輪駆動システム「4MATIC」は、ダイナミックセレクトのスイッチを操作することで、基本の前後トルク配分比を変化させることが可能。特性マップは3つあり、ドライブモード 「ECO/コンフォート」が80:20、 「スポーツ」が70:30、「オフロード」は、四輪駆動クラッチがセンターディファレンシャルロックのように働き、均等に50:50となる。

「オフロード」選択時には、トルク配分やABSのマネジメントにより悪路走破性を高め、マルチビームLEDヘッドライトが車両の直前部を広く明るく照らすモードとなる。さらに、急なオフロードの下り坂を2km/hから18km/hの間で事前に設定した一定の速度で降りることができる「DSR(ダウンヒルスピードレギュレーション)」も装備されている。

GLBは、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデスベンツユーザーエクスペリエンス)」を搭載。「Hi, Mercedes」をキーワードとして起動し、インフォテインメント機能(目的地入力、 電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)、 クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能に対応している。

さらに、『Sクラス』と同等の最新安全運転支援システムを採用している。「レーダーセーフティパッケージ」は機能が大きく強化。高度化されたステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きにより周囲の交通状況をより的確に把握することができるようになった。そして、ステアリングアシストも採用されている。

写真掲載のモデル「GLB 250 4MATIC スポーツ」は、696万円から。