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【レクサス LC まとめ】ブランドの象徴…価格や試乗記、コンバーチブルモデルの追加
レクサスブランドの頂点を飾るフラッグシップラグジュアリークーペ『LC』。2012年のデトロイトショーで登場したコンセプトカーをそのまま市販化したかのようなデザインが特徴である。V8の自然吸気ガソリンエンジンを搭載する『LC500』とハイブリッドの『LC500h』の2モデルを設定。一部改良に伴い、LCのオープンモデルである『LCコンバーチブル』が発売された。
目次発売…世界初のマルチステージハイブリッド搭載、1300万円より佐藤チーフエンジニア「レクサスのクルマ造りを変える挑戦の象徴」原点に立ち返って磨き上げられたデザイン…開発者インタビュー【LC500h 試乗】あえてハイブリッドで「先進性を満喫する」というプレミアム…諸星陽一【LC500 試乗】ああ、エンジンのある時代に生まれてよかった…岩貞るみこ特別仕様車発売へ…L-ANILINE本革シート、IS に藍本杢ステアリングホイール採用改良新型、コンバーチブルを新設定…青の洞窟をイメージした限定モデルも発売鳥や航空機の空力技術に着目…特別仕様車「AVIATION」発売へ【LCコンバーチブル 試乗】そろそろまた、いい日本車に戻ってみようか……島崎七生人
発売…世界初のマルチステージハイブリッド搭載、1300万円より
レクサスは、新型ラグジュアリークーペ『LC500』を3月16日より発売した。
LC500は、2012年にデトロイトモーターショーで発表したコンセプトカー『LF-LC』の革新的なデザインイメージをモチーフに開発。ボディサイズは、全長4770mm、全幅1920mm、全高1345mm、ホイールベース2870mm。低重心かつ低い全高とワイドな全幅でアグレッシブなスタンスを実現し、四隅のタイヤを強調するフェンダーが張り出した、抑揚ある立体構成でクーペとしての機敏さを表現した。
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レクサス LC500h
佐藤チーフエンジニア「レクサスのクルマ造りを変える挑戦の象徴」
トヨタ自動車は3月16日、レクサスブランドの新型ラグジャリークーペ『LC』を発売した。チーフエンジニアを務める佐藤恒治氏は同日都内で開いた発表会で「レクサスのクルマ造りを変える挑戦の象徴として、このクルマの開発に取り組んだ」と明かした。
というのも「レクサスがよりエモーショナルなブランドになるために、お客様の感性に訴えるデザインと走りを備えたブランドを象徴するラグジャリークーペが必要だった」ことが背景にあると佐藤氏は語る。
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原点に立ち返って磨き上げられたデザイン…開発者インタビュー
3月16日に発売された、レクサスの新型ラグジュアリークーペ『LC』。ブランドにおける最上級クーペであり、フラッグシップの役割も担うモデルだ。その開発の背景を、製品企画と車両実験の担当者に聞いた。
デザインスタディをそのまま市販モデルに
LC開発の契機となったのは、2012年のデトロイトショーで公開したコンセプトカー『LF-LC』だ。もともとはデザインスタディ(習作)だったが、これを可能な限りそのまま商品化しようとしたのが開発のきっかけだったという。「市販を期待する声が大きく、それならばブランドの進化の象徴として実現しようという挑戦がスタートしました」と説明するのは、レクサスインターナショナル製品企画担当の落畑学主幹。
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レクサス LCとレクサスインターナショナル製品企画担当の落畑学主幹(左)、車両実験部の伊藤俊則主幹(右)
【LC500h 試乗】あえてハイブリッドで「先進性を満喫する」というプレミアム…諸星陽一
レクサス初、つまり国産初ともいえるプレミアム・ラグジュアリークーペである『LC』には、パワーユニットをハイブリッドとした「LC500h」が用意されている。
1997年、『プリウス』を世に送り出し、ハイブリッド車の量産化に成功したトヨタはのちに「全車ハイブリッド化」と宣言し、その路線を突き進んできた。その宣言どおり、レクサスのプレミアム・ラグジュアリークーペであるLCにもハイブリッド版が用意されている。ピュアガソリンエンジンモデル「LC500」の477馬力/540Nmのスペックに対し、ハイブリッドはエンジンの出力が299馬力/356Nm、モーターが180馬力/300Nmというスペックを持つ。
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レクサス LC500h
【LC500 試乗】ああ、エンジンのある時代に生まれてよかった…岩貞るみこ
思わず二度見する存在感。このクラスに必要不可欠な要素はこのデザイン力である。ルームミラーに映るフロントマスク。わきを駆け抜けていったときのナナメ後ろからの艶っぽさ。そして、思わず追いかけたくなる後ろ姿。加えて、聞こえてくるエンジン音が魅惑的であれば文句はない。
美しいボディラインは、単に機能美を描いただけではなく、いかに美しく作り上げるかという作り手の美学が大きくかかわってくる。ラインをあわせ、色をあわせ、面を合わせていく細かな配慮こそが、最後、心に響く質感につながるというわけだ。手作りに近い生産ラインで作られるLCには、その心意気が上乗せされているといっていい。
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レクサス LC500
特別仕様車発売へ…L-ANILINE本革シート、IS に藍本杢ステアリングホイール採用
レクサスは、「CRAFTED」の思想に基づく特別仕様車を『LC』および『IS』に設定し、「LC PATINA Elegance」、「IS I Blue」を10月1日に発売する。
CRAFTEDとは、豊かな自然と歴史の中で培われた日本の美意識や、ユーザーが言葉にせずとも求める“曖昧なもの"を察する感性で、その人に思いを巡らせ、匠の技から最先端のテクノロジーまで、ありとあらゆる手段を駆使することで心を深く揺さぶる新しい体験を生み出していきたい、という思いを言語化したもの。
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改良新型、コンバーチブルを新設定…青の洞窟をイメージした限定モデルも発売
レクサスは、フラッグシップクーペ『LC500』にコンバーチブルモデルを新設定するとともに、『LC500h/LC500』を一部改良し、LC500h/LC500は6月18日、LC500コンバーチブルは7月15日に発売する。
さらに特別仕様車「LC500コンバーチブル ストラクチュラルブルー」を設定し、60台限定で発売。60台の内40台はオーナー向けの先行商談を開始しており、20台を一般向けの抽選発売分として、6月18日からWeb上での商談公募を開始する。
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レクサス LC500コンバーチブル(ホワイトノーヴァガラスフレーク)
鳥や航空機の空力技術に着目…特別仕様車「AVIATION」発売へ
レクサスは、最上級クーペ『LC』に、大空を舞う鳥や航空機に着想を得た特別仕様車「AVIATION(アビエーション)」を設定し、2021年1月6日より70台限定で発売する。
特別仕様車は鋭く優雅に大空を舞う、鳥や航空機の姿からインスピレーションを受けて、空力技術に着目し、より操縦性の高い走りを目指した。テーマは鳥を語源に持ち、飛行を意味する「AVIATION」。新開発の技術を応用し卓越した空力性能を実現する装備と、空から見た大地の雄大さを表現した特別な内装を採用した。
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【LCコンバーチブル 試乗】そろそろまた、いい日本車に戻ってみようか……島崎七生人
「極上の心意気」を嗜む
何しろレクサス『LC』のカタログは総ページ124ページと、『LS』の96ページを凌ぐ厚さの立派な装丁で、いかにもこのクルマを嗜むための第一段階といったところ。
財力の話は置いておき、心意気だけなら実際のオーナーの気持ちは十二分に理解できるから、こんなズシリとしたカタログを手にしながら検討できれば、それはさぞ至福のひとときだろう……と思う。
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レクサス LC500コンバーチブル