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【メルセデスベンツ Sクラス 新型】8年ぶりのフルモデルチェンジ、価格は1293万円より

  • 《写真提供 メルセデス・ベンツ日本》
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メルセデス・ベンツ日本は、 フラッグシップモデル『Sクラス』新型を発表し、1月28日より販売を開始した。価格は1293万円から1724万円。発表記念特別仕様車「S500 4マチック・ロング・ファーストエディション」(1938万~2040万円)も日本限定540台で用意する。

8年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型Sクラスは「Sensual Purity(官能的純粋)を追求したデザイン」、「人間中心の最新技術」、「安全性の更なる追求」など、現代に求められるラグジュアリーを再定義し、その充実を図った。

◆シンプルかつクリーンなエクステリア

エクステリアは不要なラインやエッジを排し、シンプルかつクリーンでありながら、存在感を放つデザインとした。

ヘッドライトは先代より薄くコンパクトなタイプとし、エッジの効いたクールなデザインに。緩やかな多角形のラジエーターグリルとフロントバンパー下部にはクローム仕上げを施し、フロントエンド全体にクールでありながらラグジュアリーな印象を与える。サイドビューは短いフロントオーバーハングと長いホイールベース、バランスの取れたリアオーバーハング、流れるようなCピラーなどが、均整の取れた基本プロポーションを演出。リアエンドには、三角形で横に長い特徴的なデザインの2分割型のリアコンビネーションランプを採用する。

◆縦型12.8インチ有機ELディスプレイに機能を集約

インテリアでは、センターコンソール上部に縦型12.8インチ有機ELメディアディスプレイを配置。多くの機能を集約することでスイッチ類を減らし、シンプルでクリーンなコクピットに仕上げている。インストゥルメントパネルを覆うウッドトリムは面積を広げ、高級感を演出するとともに、ドアパネルまで回り込むデザインとすることで、一体的で包まれているような感覚を与える。

また、世界初となる、フロントウィンドウにARナビゲーションを投影するシステムをオプション設定。車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、進むべき道路に矢印を表示する。さらにヘッドアップディスプレイ上には、進むべき道路を約10m先の景色に重ねて矢印で表示。進行方向が変わると矢印も動き、常にどの方向に進むべきかを分かりやすく表示する。

ステアリングホイールはユリの花からインスピレーションを得た最新世代を装備し、シンプルでありながらラグジュアリーさを演出する。室内を彩る「アンビエントライト」も大幅改良。先代と比べLED光源の数は40個から標準ボディで247個、ロングボディで263個となり、先代の10倍の明るさとなった。

◆世界初の後席左右リアエアバッグを装備

新型Sクラスは、世界初となる後席左右リアエアバッグを前席シートバック裏側に搭載する。エアバッグの外縁部はチューブ状となっており、ガスによって強く膨張する一方その内側となる中央部は周囲の空気を取り込んで柔らかく膨張。これにより、乗員の体格やチャイルドシートの有無など様々な状況に柔軟に対応して効果を発揮する。座面の前部を跳ね上げることで前面衝突時の乗員の潜り込みを防止するクッションエアバッグなどと組み合わせることで、後席の安全性を高めている。

◆後輪操舵システム採用で市街地での扱いやすさを改善

パワーユニットは最高出力330ps/最大トルク700Nmを発生する3リットル直列6気筒直噴ディーゼルターボと、マイルドハイブリッドを搭載するエンジン3リットル直列6気筒直噴ガソリンターボ(最高出力435ps/最大トルク520Nm)の2種類を用意する。全モデル、9速ATと四輪駆動システム「4MATIC」を採用し、あらゆる路面状況でスムーズかつ安定した走行を実現する。

さらに新型Sクラスでは、後輪操舵システム「リア・アクスルステアリング」を採用する。約60km/h以下ではリアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大4.5度傾け、小回りの効きづらさを解消。約60km/hを超えると、リアホイールをフロントホイールと同じ方向に最大3度操舵し、走行安定性を高める。