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メルセデスベンツ Sクラス 新型、世界受注台数が4万台超え…従来型を上回るペース
メルセデスベンツは1月8日、新型『Sクラス』(Mercedes-Benz S-Class)の世界受注台数が4万台を超えた、と発表した。
新型Sクラスの欧州仕様車は発売当初、直列6気筒のガソリンとディーゼルエンジン搭載車が用意されている。ガソリンエンジンは、新世代の直噴3.0リットル直列6気筒ターボを搭載する。2種類のチューニングがあり、「S450 4MATIC」は最大出力367hp/5500~6100rpm、最大トルク51kgm/1600~4500rpm、「S500 4MATIC」は最大出力435hp/5900~6100rpm、最大トルク53kgm/1800~5500rpmを獲得した。
トランスミッションは、両グレードともに9速ATの「9Gトロニック」で、駆動方式は4WDの「4MATIC」だ。動力性能はS450 4MATICが 0~100km/h加速5.1秒、最高速250km/h(リミッター作動)、S500 4MATICが 0~100km/h加速4.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)となる。ドイツ本国でのベース価格は、S450 4MATICが10万6650ユーロ(約1350万円)、S500 4MATICが11万5130ユーロ(約1460万円)だ。
ディーゼルの「S350d」には、新世代の直噴3.0リットル直列6気筒ターボディーゼルエンジンを搭載する。最大出力は286hp/3400~4600rpm、最大トルクは61.2kgm/1200~3200rpmを引き出す。
トランスミッションは9速ATの9Gトロニックで、駆動方式は2WD(FR)だ。0~100km/h加速は6.4秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。ディーゼルならではの環境性能は、欧州複合モード燃費が16.1km/リットル、CO2排出量が163g/km(いずれもNEDC:新欧州サイクル)と、大型サルーンとしては良好なレベルにある。S350dのドイツ本国でのベース価格は、9万3438ユーロ(約1185万円)だ。
この新型Sクラスの世界受注台数が、2020年9月のデジタルワールドプレミア以来、4万台を超えた。メルセデスベンツは、従来型Sクラスの初期受注を上回るペース、としている。