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「プアマンズ911」とは呼ばせない…究極のポルシェ ケイマンがニュルを快走
ポルシェは昨年、エントリークーペ『718ケイマン』に軽量スポーツ仕様の「T」モデルを設定したが、続いてラインアップ最強モデルとなる『718ケイマン GT4 RS』を現在開発している。その最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
ニュルブルクリンクでの高速テストに現れた最新プロトタイプは、開発終盤のためカモフラージュも軽めだ。しかし、フロントフェンダーベント、コーナーエアインテークを隠す偽装が施されている。
サイドにはミッドマウントエンジンを冷却するために取り付けられるリアサイドウィンドウのルーバー、GT4より明らかに大型のスワンネックウィング、センターロックホイール、イエローのブレーキキャリパーを装備するほか、ディフューザーにマウントされたアグレッシブな排気口も確認できる。
キャビン内では、ドライバーの首を安全に保護する「HANS」(Head and Neck Suport)対応のレカロシートを装備。パワートレインは「GT4」と「スパイダー」から流用される4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載するが、GT4の最高出力が414hpなのに対し、GT4 RSでは、最大500hpとも噂されており、もはや「プアマンズ911」などと揶揄された過去とは決別だ。
718ケイマン GT4 RSのデビューは2020年内にも期待されたが、2021年前半へと持ち越された模様だ。