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レクサス ES 新型、開発責任者「デザインでも走りでもときめきを感じる魅力を備えた」

  • 《撮影 小松哲也》
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トヨタ自動車は10月24日、レクサスブランドの新型セダン『ES』を発売した。チーフエンジニアの榊原康裕氏は「ESのDNAである快適性に新しい知見を入れてさらに進化させるとともに、デザインでも走りでもときめきを感じるような魅力を備えることを目指した」と語る。

さらに「乗り心地が良くて走りも楽しい。室内空間が広く快適だけど流麗なデザインでキャビンシルエットが美しい。エンジニリアリング的には相反することだが、これを二律双生してこそ新しい魅力が生まれると考えている」とも強調した。

まずデザインでは「新たに採用したGA-Kプラットフォームを生かした走りを予感させるワイド&ローのプロポーションが特徴。流麗かつ引き締まったエクステリアで一目ぼれするようなデザインを狙った。インテリアはレクサス独自の人を中心としたデザイン思想に則り、ドライバーには刺激的な運転の楽しさ、パッセンジャーには上質な寛ぎの空間と時間を提供する」と解説。

走りに関しては「走り出した瞬間や普段の何気ないドライブだけではなく、ワインディングでもワクワクするような瞬間を提供したい。ESの走りで新たな価値を生み出したい。そういう思いで操作に忠実な応答性、どんな路面でも快適に走れる懐の深さにこだわって開発を進めてきた」と述べた。

パワートレインは2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンと新型ハイブリッドを組み合わせたもので、WLTCモード燃費は20.6km/リットルとなっている。「高速燃焼技術で世界トップレベルの熱効率を実現した次世代エンジンと新型ハイブリッドの組み合わせで低速から高速までストレスなくリニアで心地良いフィーリングを感じさせる走りを実現させる」という。

また今回、ESとして初めてFスポーツが設定された。榊原氏は「これもESが変革したことの象徴のひとつ」と話す。

このほか世界初となるデジタルアウターミラーを採用したことも特徴。最上級のバージョンLグレードにオプション設定となっており、価格は消費税込で21万6000円とのことだ。なおESの販売価格は580万-698万円で、このうちFスポーツは629万円。