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【日産 ノート 新型】“ミニ・アリア”を思わせるデザインと先進性[詳細画像]
12月23日より販売が開始される日産の新型コンパクトカー『ノート』。3代目となる日産の大黒柱は、フルモデルチェンジに合わせエクステリア・インテリアデザインを一新し、パワートレインにガソリンで発電しモーターで駆動する「e-POWER」のみを設定している。
ボディサイズは全長4045×全幅1695×全高1505mm(Xグレードは全高1520mm)。ホイールベースは2580mmで、最小回転半径は4.9mとなっている。グレード設定はベーシックブレードの「S」、ミドルグレードの「F」、最上位グレードの「X」の3種類がラインアップしている。
◆e-POWERは次の世代へ…ハードとソフト両面での刷新
2016年にノートに初搭載されたガソリンで発電しモーターで駆動する電動パワートレインe-POWERは、新型ノートで第2世代に進化した。先代比で6%の出力向上と10%のトルク向上を果たし、最高出力116ps、最大トルク280Nmを発生させ力強い加速感を実現した。
モーターの回転数制御を行うインバーターは40%の小型化と30%の軽量化を実現し、制御ソフトウェアにも改良が施されている。ガソリンエンジンの燃焼効率の向上も相まり、WLTCモード燃費で29.5km/リットル(Fグレード)を達成した。
新型ノートには1470MPa級の超ハイテン材を用い軽量化・高剛性を実現した次世代型の上級小型車向けプラットフォームを採用。発電頻度の低減と車体の遮音性向上により静粛性が高められた他、ステアリングシステムの改良によりハンドリング性能の向上を実現したという。
◆ピュアEV『アリア』を思わせるデザイン
新型ノートのエクステリアは、2020年7月に発表され話題を集めた日産の電動SUV『アリア』の直系であることを思わせるデザインに大きく刷新された。アリアと共通のデザインランゲージ“タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム”を落とし込み、4連LEDプロジェクターを採用した薄型ヘッドランプと一体化されたフロントグリルには、組子からインスパイアを受けたグリルパターンがあしらわれている。
リアのコンビネーションランプもボディサイドに回り込むようにリア横一文字に伸びるデザインを採用。オプション設定されている16インチフルホイールカバーは、日本刀が持つシャープで洗練されたイメージを落とし込んだデザインが施されている。
外装色には、画像のビビットブルーとオペラモーブの2色にブラックとのツートンが設定され、計13色が用意されている。
◆先進性のインテリア
新型ノートでは、違い棚の様にメーターと一体化されたセンターディスプレイを装備するなど、コンパクトカーでは妥協されがちなインテリアデザインで先進性を表現。インストルメントパネルにはカーボン調の加飾と水平に伸びるクロームフィニッシャーが施されている。
宙に浮いたようなデザインを持つ前席センターアームレストには、前後の動きのみで操作可能な新デザインの電制シフトやワイヤレス充電器などを装備し、後席にはリクライニング機能を備えている。内装には3つのバリエーションが用意され、S・Fグレードにはブラックのトリコット、Xグレードにブラックのグラデーショントリコット、シートメインの一部に本皮革を使用したオプションをラインアップしている。
衝突予防支援や標識検知機能などを内包する全方位運転支援システムの改良に加え、新型ノートに搭載される高速道路の同一車線走行時の運転支援をおこなう「プロパイロット」にはコンパクトカーとして初となるナビゲーションシステムとの連携機能を追加。ナビリンク機能により、制限速度の変化に伴う設定速度の変更やカーブに応じた減速をシステムが支援する。
新型ノートの価格はそれぞれ、Sグレードが202万9500円、Fグレードが205万4800円、Xグレードが218万6800円。助手席回転シートを搭載した福祉車両は228万5800円。