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【日産 ノート 新型】開発責任者「コンパクトカーの常識を超えるべく開発」

  • 《写真提供 日産自動車》
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  • 《写真撮影 中野英幸》
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日産自動車はコンパクトカー『ノート』を全面改良し12月23日から販売を開始すると発表した。独自の電動パワートレインe-POWERの第2世代版を初搭載したほか、運転支援技術も進化させたのが特徴。今回の改良を機に全車e-POWERに統一、価格は205万4800円からとなっている。

新型ノートの車両開発責任者を務める渡邊明規雄チーフビークルエンジニア(CVE)は11月24日のオンライン発表会で「第2世代e-POWERと新型プラットフォームがもたらす感動の走り、使いやすさを極めた上質なインテリア、充実の先進装備にサポートされた安心のドライブ。これらを実現し、コンパクトカーの常識を超えるべく、モノ造り部門一丸となって開発に取り組んだ」と強調した。

新型ノートに搭載される新技術のうち第2世代e-POWERについて渡邊CVEは「モーター、インバーター、ジェネレーター、エンジン、バッテリーそしてそれらを制御するソフトウエア、e-POWERを構成するすべての主要コンポーネントについて、その設計を一から見直した。100%モーター駆動ならではの力強く滑らかで、そして静かな走りに磨きをかけ、よりEVに近い上質な走りを提供する」と説明。

一方、プラットフォームに関して「新型ノートは次世代型の上級小型車向けプラットフォームを採用する」と明かした上で、「超ハイテン材を要所に配した高強度・高剛性ボディ、すべてのパーツを一新した高性能・高剛性サスペンションおよびステアリングシステム、第2世代e-POWERの静かな走りを支える高遮音パッケージ。これらの技術によって1クラス、2クラスも上の快適な乗り心地、ドライバーの意のままに操れる気持ちの良いハンドリング性能を実現した」と述べた。

また運転支援技術のプロパイロットでは「ナビゲーションとのリンク機能を新たに追加した。ナビゲーションの地図情報をもとにカーブでの減速支援、制限車速に応じた自動速度調整機能を装備した。このアップデートによってプロパイロットはより使えるプロパイロットに進化した」と渡邊CVEは解説した。

ノートが属するコンパクトカーセグメントはトヨタ自動車『ヤリス』やホンダの『フィット』をはじめ、国産に限らず輸入車も含めて競合ひしめく市場となっているが、渡邊CVEは「進化した第2世代のe-POWERそれと新型プラットフォームによる走り。それに加えて使いやすさと上質さを高次元で両立した居住空間。360度セーフティのコンセプトに基づいて安全装備も今回クラストップレベルの充実を図っている。先進装備に守られた安心のドライブを感じて頂きた」と自信を示していた。