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キャデラック、先進テクノロジー搭載の新型 エスカレード 発売…価格は1490万円より
ゼネラルモーターズジャパン(GMジャパン)は、キャデラックの最上級SUV、新型『エスカレード』を11月13日から発売する。
新型エスカレードは、「湾曲型OLEDディスプレイ」や「AKG製オーディオシステム」などの最先端テクノロジーを搭載するほか、ホイールベースと全長の拡大、独立懸架リアサスペンションの採用でキャビンと積載空間を大幅にアップ。エクステリアはスポーティかつダイナミックなプロポーションに、細く精緻なラインなどモダンなデザイン要素をミックスした。また、新開発のリアサスペンション、アダプティブエアライドサスペンションにより、走行性能をさらに高めている。
価格はプラチナムが1490万円、スポーツが1520万円。納車開始は2021年夏頃の予定だ。なおGMジャパンでは、2021年1月15日から1月17日に幕張メッセで開催予定の「東京オートサロン2021」にて新型キャデラック エスカレードを国内初公開する予定だ。
◆最新デザイン言語を導入しつつキャデラックの伝統を継承
新型エスカレードは、次世代に向けて進化するキャデラックの最新デザイン言語を導入。スリムでスマートな新型ホリゾンタルヘッドライトを採用することで先代エスカレードと差別化しつつ、垂直方向を強調したドラマチックなテールランプがキャデラック伝統の外観を継承する。
グレードはラグジュアリー系の「プラチナム」と、より精悍な顔つきが特徴の「スポーツ」を展開する。ホリゾンタルバーを配したガルバノグリルのプラチナムに対し、ブラックメッシュグリルやブラックトリムが特徴のスポーツ。個性が際立つ2つのグレードから最適なモデルを選ぶことができる。
ボディサイズは、全長5382mm、全幅2060mm、全高1948mm、ホイールベース3071mm。先代から全長を187mm、ホイールベースを121mm拡大したことに加え、独立懸架リアサスペンション採用によって室内のフロア高を抑え、キャビン空間とラゲッジスペースを拡大。2列目と3列目間のスペースが約40%広くなったほか、2列目と3列目シートへのアクセスも改善した。
◆38インチ湾曲型OLEDディスプレイやAKG製サウンドシステムを搭載
インテリアで注目は自動車業界初搭載となる「湾曲型OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイ」。38インチ超の大型ディスプレイはピクセル密度が4Kの2倍と、鮮やかな色や画質が特徴。湾曲形状で視認性を高めている。
また、高級マイクやヘッドフォンで知られるオーストリア・AKG製オーディオテクノロジーを車載音響システムに初導入。36のスピーカーで構成された音響空間は鮮明で没入感のあるサウンドエクスペリエンスを提供するほか、前後乗員の声を内蔵マイクで捉えてスピーカーから出力することで広い車内でのコミュニケーションを強化する。
リアシートエンターテインメントでは、クラス初の12.6インチ独立タッチ式HDディスプレイを左右のシートバックに装備する。HDMIやUSB入力を介してゲーム、音楽、映像を再生するストリーミング機能、スマートフォンのミラーリングが可能。フロアコンソール内冷蔵庫には冷凍機能も追加した。
ナビゲーションシステムは、GMジャパンがゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備する。トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法が可能。最新の地図を常にストリーミングし、データ更新を不要としている。さらに4台の外部カメラで撮影した車両周辺の状況を、200万画素の鳥瞰図で表示する「サラウンドビジョン」も標準装備する。
◆圧倒的なパワーと優れた応答性を発揮するパフォーマンス性能
パワートレーンは新型6.2リットルV8エンジンとエレクトロニックシフトコントロール付き10速ATとの組み合わせ。新エンジンは可変バルブタイミング、オートストップ/スタート機能、ダイナミックフューエルマネジメントテクノロジーを搭載し、最高出力426psのパフォーマンスと効率性を両立させる。
足回りには、新開発の独立懸架リアサスペンションを搭載。各ホイールが個別に路面状況に対応し、乗り心地、ステアリングの応答性、ドライバーのコントロール性を向上させた。また、「マグネティックライドコントロール(磁性流体減衰力制御システム)」は改良を加えた最新システムを採用する。センサーで継続的に路面の変化を読み取ることで、ほぼ瞬時にショックアブソーバーの減衰率を調整し、車体の上下動やボディロール、大型SUV固有の振動を軽減。「アダプティブエアライドサスペンション」や「電子制御式リミテッドスリップディファレンシャル(eLSD)」との組み合わせで、優れたボディコントロールと卓越した俊敏性を提供する。