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レクサス LC、鳥や航空機の空力技術に着目…特別仕様車「AVIATION」発売へ

  • 《写真提供 トヨタ自動車》
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レクサスは、最上級クーペ『LC』に、大空を舞う鳥や航空機に着想を得た特別仕様車「AVIATION(アビエーション)」を設定し、2021年1月6日より70台限定で発売する。

特別仕様車は鋭く優雅に大空を舞う、鳥や航空機の姿からインスピレーションを受けて、空力技術に着目し、より操縦性の高い走りを目指した。テーマは鳥を語源に持ち、飛行を意味する「AVIATION」。新開発の技術を応用し卓越した空力性能を実現する装備と、空から見た大地の雄大さを表現した特別な内装を採用した。

AVIATIONは『LC500h』『LC500』をベースに、特別仕様車専用のCFRP(炭素繊維強化プラスチック)リヤウィングを採用。空気の流れを運動性能および乗り心地に利用する空力操安技術を用い、LCの力強いエクステリアと空力の機能性との両立にこだわった。さらに、ステアリングやシフトノブなどにアルカンターラを採用。極細繊維から生み出される滑らかな質感を手のひらに伝えるなど、クルマを操る喜びを追求した。

専用CFRPリヤウィングは、エアロバティック・パイロットの室屋義秀選手との技術交流から得られた知見を活かして、航空機に用いられている空力技術を応用。一般的なリヤウィングはダウンフォースを生み優れた走行安定性を確保するのに対して、専用ウィングは、車両側面の空気の流れを制御。素早いヨーレスポンスと滑らかな車両姿勢の変化を実現する。

具体的には、航空機の主翼の端部にあるウィングレットから着想を得て、空力性能を追求した結果、ウィング端部を車両の側面まで下ろした独自の形状を採用。

ウィングの端部から、車体の後方側面に沿った縦渦を生成し、空気抵抗や車体揺れの原因となる気流の巻き込みを抑制する。これにより、直進安定性、ヨーレスポンス、ステアリングの手応えといった運動性能と乗り心地を速度域問わず高いレベルで両立し、優れた操縦性/走行安定性を実現する。また、理想的な形状と軽量化・高剛性化を実現するためにCFRPを採用。LFA工房の職人によって一枚ずつ仕上げられ、LCのエクステリアデザインとの調和や美しいカーボンの織り目も特長としている。

さらに高い剛性と空力性能を兼ね備えたスプリット5本スポークのアルミホイールを特別装備したほか、トルセンLSDなど、LCの走りの特徴である鋭く優雅な走りを磨き上げた。

エクステリアは、フロントグリルや前後のランプのガーニッシュなどをブラック塗装とし、鋭く精悍な印象に仕上げた。またボディカラーは、ホワイトノーヴァガラスフレーク、ソニックシルバー、ブラックの3色を設定する。

インテリアカラーは、特別仕様車専用のアビエーションブラックを採用。サドルタンとのカラーコーディネートにより、空から見た大地の雄大さを表現した。また、ステアリング、シフトノブのほか、センターコンソールやドアトリムの表皮にアルカンターラを採用。手や体が触れる部分をしっとりとした触感で統一し、操る感覚を研ぎ澄ませた。さらに、クッション表皮の縫い位置を深くしたフロントシートの柔らかな座り心地とあわせ、ドライバーを心地良く包み込む。

価格はLC500hアビエーションが1546万円、LC500アビエーションが1500万円。2020年内の購入者は室屋選手との特別なイベントに招待する。

またレクサスは、特別仕様車アビエーションの発表に合わせてドキュメンタリー映像「Wings」を公開。ディスカバリーチャンネルが室屋選手やレクサスの開発チームに密着取材し、技術交流会での議論やエアロバティック機とLCの共演など、臨場感ある映像とともに開発の裏側に迫る。映像は全4編で構成され、ディスカバリーチャンネルで11月3日から順次放映を開始。また、レクサス公式サイト上の特設ページでも11月4日から配信を開始する。