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BMW M4 新型、510馬力「コンペティション」がKithとコラボ…世界限定150台
BMWは10月23日、新型『M4クーペ』に全世界150台限定で、『M4コンペティション×KITH』(BMW M4 Competition×KITH)を設定すると発表した。
米国ニューヨーク発の人気ライフスタイルブランドが、「Kith」(キス)だ。BMW M社は、Kithとのコラボレーションにより、内外装を特別仕立てとしたM4コンペティション×KITHを開発した。
BMW M社は、影響力の大きい最新のファッションシーンの動向をキャッチし、成長市場で地位を築いている。Kithブランドの設立者で、初代『M3』(E30型)を所有するなど、熱心なBMWファンのロニー・ファイグ氏にとって、今回のコラボレーションは原点に立ち返る思いを抱かせるものとなっているという。
◆BMWとして初めてブランドエンブレムを変更
BMWとしては初めて、コラボレーションパートナーのためにブランドエンブレムを変更した。150台限定のBMW M4 コンペティション×KITHでは、互いのブランドを組み合わせた新しいロゴを採用する。このロゴでは、BMWエンブレムの周囲に、BMW Mカラーのライトブルー、ダークブルー、レッドのリングがあしらわれた。その上には、明るい色の文字で、Kithと今回のコラボレーションに関する詳細が記載されている。
リアには、BMW Mストライプ付きの黒いKithロゴが付く。ボディカラーには、E30型M3でとくに人気のあった3色へのオマージュとして、マットカラーのフローズンブラック、フローズンダークシルバー、フローズンブリリアントホワイトが用意されている。
オプションで、「KITHカーボンルーフ」が選択できる。このルーフには、グレーの文字のKITHロゴとBMW Mストライプが配された。標準装備の「Mコンパウンド・ブレーキ・システム」には、Mのロゴの入った赤いブレーキキャリパーが備わる。フロント19インチ、リア20インチのM鍛造ホイールは、バイカラーのダブルスポークデザインとした。
◆3色を使ったMカーボンバケットシート
インテリアには、3色を使ったMカーボンバケットシートを採用した。ブラックのフルレザーメリノには、BMW Mカラーのライトブルーとレッドのディテールが、鮮やかなアクセントを添えている。
ファイグ氏が所有するE30型M3と同様に、前席と後席のヘッドレストとセンターアームレストのブラックレザーには、KITHのロゴが刻印された。センターコンソールの専用エンブレムには、KithのロゴとBMW Mストライプがあしらわれた。前席ヘッドレスト下方の照明付きMバッジにも、Kithのロゴが入る。
オプションで、カーボンファイバー製インテリアトリムと、操作エレメント用のクロームアプリケーションが用意される。Mカーボン・エクステリア・パッケージ、BMWレーザーライト、BMW Individualのライト・シャドー・ラインも選択できる。
◆0~100km/h加速3.9秒で最高速290km/h
直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力510hp/6250rpm、最大トルク66.3kgm/2750~5500rpmを発生する。トランスミッションは、「ドライブロジック」付き8速「Mステップトロニック」を組み合わせる。
動力性能は、0~100km/h加速が3.9秒、0~200km/h加速が12.5秒、最高速が250km/h(リミッター作動)。オプションのMドライバーズパッケージでは、最高速が290km/h(リミッター作動)に引き上げられる。後輪駆動モデルに加えて、オプションで4WDの「M xDrive」が初設定される。M xDriveは通常状態ではFRを基本にしながら、路面状況や走行状態に応じて、4WDに変化する。
BMW M4 コンペティション×KITHは、世界限定150台を生産する。納車は2021年夏から開始される予定だ。