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【スバル レヴォーグ 新型】飛行機に車を積み込むデモ…コラボした理由
スバルは15日、新型『レヴォーグ』の発表イベントを、成田空港の日本航空(JAL)ハンガー内で開催した。関連して、ハンガー内のボーイング787に新型レヴォーグを積み込むデモが行われた。
移動とモビリティという共通点がある自動車と航空機だが、航空機メーカーとして創立したスバルは、現在も787の中央翼の構造部品を作っている。また、JALとはレースカーの空輸でお世話になっている間柄だ。そういった縁で、新型レヴォーグの発表はJALとのコラボイベントとなった。
発表会の模様はライブでネット中継された。そして中継のあと、ハンガーでは、パレットに固定された新型レヴォーグをカーゴリフトで787胴体格納庫に載せるデモが行われた。通常は乗客の荷物パレットやコンテナが積まれるリフトだが、剥き出しの車体が固定され、作業員の点検と操作でリフトが持ち上げられる。荷室の高さに上がったところでパレットをスライドさせ積み込みとなる。
残念なのは、積み込みデモは荷室入り口までだったこと。使用した機体が実際に運行されている機体であり、ハンガーの中でも、客室や荷室は日本国内ではないとみなされるのだ。そのため荷物ならば、通関書類がなければ中に収めることができない。デモは荷室入り口までとなったが、本来は機体の中でパレットは90度回転し、前後移動して所定の位置に固定される。車両1台で通常のパレット2つ分のスペースを使う。実際には3つ分くらい余裕をみるそうだが、他の荷物やコンテナはしっかり固定されるので、車体は剥き出しで積んでも問題ない。ニュルブルクリンク24時間レースのときも、貨物便ではなくこのように旅客便の荷室で運ぶという。
なお、旅客機は乗客の配置や荷物の位置で機体のバランスをとる必要がある。車両を積み込むときも当然全体のバランスをとるので、車両のまわりが荷物だらけということはおそらくない。