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後付け自動ブレーキシステム発売へ、40車型以上に対応 車両・歩行者検知機能付き

  • 《写真提供 ACR》
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ACRは、後付け可能な、対歩行者・対車両に対応した自動(衝突被害軽減)ブレーキシステムを世界で初めて(同社調べ)開発、10月下旬(予定)より販売を開始する。

近年、自動車メーカー各社は走行中の衝突被害を軽減する自動ブレーキや、ペダル踏み間違い加速抑制機能などを新車に標準装備。現在、新車の約8割に先進安全機能が搭載され、普及が進む一方、国内に8000万台以上とされる既販車の対策が大きな課題となっている。ACRでは、東京都次世代イノベーション創出プロジェクト2020助成事業の支援を受け最新の新型車と同等性能を持つ、後付け対車両・対歩行者自動ブレーキの開発に着手した。

今回開発した後付け自動ブレーキシステムは、ミリ波レーダーと単眼カメラによる前方監視装置が進路上の車両や歩行者を認識、衝突の恐れがあるときに、ブザー音と黄色ランプ点滅による警告でドライバーに衝突回避を促す。万が一、ドライバーが安全に減速できなかった場合には、警告とともに電動アクチュエータがブレーキペダルレバーを押し下げ強制的にブレーキを作動。衝突回避または衝突被害軽減をサポートする。なお、自動ブレーキの作動速度域は60km/hまで、危険を知らせる警告は80km/hまでとなる。

トヨタ、ホンダ、日産、ダイハツ、スズキなどの軽自動車から乗用車まで40車型以上に対応(順次拡大予定)。前方監視装置・電動アクチュエータ・制御装置・表示器・ハーネスと、電動アクチュエータにはボルトオンタイプの車種別取付けブラケットを用意する。

価格(税別)は標準工賃込みで16万円を予定している。