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メルセデスベンツ GLE、アウディ Q8、BMW 3シリーズ…部分自動運転機能に最高評価 ユーロNCAP

  • 《photo by Mercedes-Benz》
  • 《photo by Audi》
  • 《photo by BMW》

ユーロNCAPは10月1日、10車種の先進運転支援システム(ADAS)のテスト結果を発表した。メルセデスベンツ『GLE』、アウディ『Q8』、BMW『3シリーズ』の3車種が、最高評価を獲得している。

ユーロNCAPの先進運転支援システムのテストは、高速道路における部分的な自動運転機能(SAEのレベル2に相当)を評価するものだ。これは、「ハイウェイアシスト」と呼ばれるもので、アダプティブクルーズコントロールにレーンセンタリング(車線維持)を組み合わせることにより、一定の速度と車間を維持しながら、車両を車線の中央に保つことを支援する。ただし、ドライバーには常に、ステアリングホイールを握っていることが求められる。

ユーロNCAPの新しい評価手法では、システムの技術的なバランス、ドライバーの注意力やシステムへの関与の維持、安全バックアップが重視された。上から「Very Good」、「Good」、「Moderate」、「Entry」の4段階で安全性を評価する。

今回、テストを受けた10車種は、メルセデスベンツGLE、アウディQ8、BMW3 シリーズ、フォード『クーガ』、日産『ジューク』、プジョー『2008』、ルノー『クリオ』、テスラ『モデル3』、フォルクスワーゲン『パサート』、ボルボ『V60』だ。このうち、メルセデスベンツGLE、アウディQ8、BMW3 シリーズの3車種が、最高評価のVery Goodを獲得した。

メルセデスベンツGLE、アウディQ8、BMW 3シリーズの3車種について、ユーロNCAPは、高いレベルの運転支援を提供しながら、ドライバーの関与とコントロールを保つことのバランスが取れており、優れた衝突回避のバックアップシステムを持つ、としている。