注目の自動車ニュース
クーペだけはFRを継続!BMW 2シリーズ クーペ、ニュルで初の高速テスト
BMWの2ドアコンパクト『2シリーズ クーペ』次期型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始した。その様子をスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
BMW関係者によると、BMWには高速で強力なモデルが多数あるが、2シリーズ クーペほど「究極のドライビングマシン」に近いものはないという。
次期型では、後部ドアのある他のすべての2シリーズファミリーのように前輪駆動(FF)に移行するのではなく、後輪駆動(FR)レイアウトにこだわり続け「CLAR」プラットフォームを採用する。
ニュルに現れたプロトタイプは、車内にロールケージを配置しているが、ボディパネル、ヘッドライト、テールライトなど市販型コンポーネントを装備、さらにサンルームも見てとれる。
また、分厚いサイドスカート、スクエア形状の排気チップ、大径ホイールやブレーキキャリパー、シルバーのミラーキャップなどを装着しており、高性能モデルのMパフォーマンス「M240i」であることが予想される。
キャビン内では、インフォテイメントシステム、デジタルインストルメントパネルを含むダッシュボード全体が『2シリーズ グランクーペ』と共有することが明らかになっている。
パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンをはじめ、最高出力258psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンをラインアップ。今回捉えた「M240i」には、最高出力345psを発揮する3.0リットル直列6気筒が搭載されるはずだ。
また頂点には、『M3セダン』、『M4クーペ』から流用される3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンをデチューン、最高出力は400ps以上となる『M2クーぺ』が設定されることも濃厚と言えるだろう。
2シリーズ クーペ次期型のデビューは最速で2020年内、あるいは2021年初頭と予想される。