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「E38」風シャークノーズ採用か? BMWのEVセダン『i7』、プロトタイプを鮮明にスクープ
BMWのフラッグシップ・セダン、『7シリーズ』次世代型に設定されるフルEV版『i7』の最新プロトタイプを鮮明にカメラが捉えた。
次世代型7シリーズは、4つの異なるパワートレインをラインアップする。電動化も加速され、現行型のプラグインハイブリッドに加え、新たにフルEVが登場する。それがi7だ。
プロトタイプのヘッドライトやテールライトはプレースホルダー(仮のコンポーネント)を装着、ボディは完全にカモフラージュされ、ディテールは不明だ。しかしながら、その姿からは、キープコンセプトのシルエットを確認することができる。
ライバルとなるメルセデスベンツのフラッグシップEV『EQS』がリフトバック形状を採用することが濃厚なのに対し、BMWは同じ道を進むことはないようだ。
またヘッドライトが現行型より低い位置に配置されているほか、フロントノーズは現行型より全面に出ており、1994年に登場した「E38」を模したシャークノーズ・シルエットが予想される。
フロントドアとリアバンパーには「Electlic Test Vehicle」(電気テスト車両)のステッカーが貼られ、閉じられたキドニーグリルを装備、エキゾーストシステムが排除されている点からもEVであることは間違いない。またドアノブが偽装されていることから、『i4』同様に手を下にスライドさせて開けるタイプのドアが採用されるだろう。
BMWは、今後登場するラグジュアリークラスに90kWh、または120kWhのバッテリーパックを搭載することを明らかにしており、これがi7だと思われる。市販型には第5世代の「eDrive」テクノロジーを搭載。噂によると、i7の最高出力は、BMWの量産モデル史上最強となる650psを発揮、航続距離は最大400マイル(644km)に達する可能性があるという。
i7のワールドプレミアは、早くとも2022年と予想され、メルセデスベンツEQSやジャガー『XJ』次世代型と市場で争うことになる。