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タクシーを活用した高精度三次元地図データ作成、愛知県で10月より実証開始
マップフォー、名鉄、中日本航空、メイテツコム、名鉄タクシーホールディングスの5社は、タクシー車両を活用して高精度三次元地図を作成する実証事業を実施する。
現在、高精度三次元地図の作成には、MMS(モービルマッピングシステム)と呼ばれる三次元計測システムが用いられ、データ収集のための高価なセンサーを車両に搭載する必要があり、コスト面に課題があった。そこで、安価なセンサーで三次元地図を作成する名古屋大学の研究成果を活用したマップフォーの技術と、中日本航空による測位精度の高度化技術を活用し、車両に後付けできる簡易的な計測機器により、従来のMMSと同精度の三次元地図作成ソフトウェアを開発した。
今回の実証事業では、県内を実際に走行する名鉄タクシーホールディングスのタクシー車両2台に当該三次元地図用計測機器を搭載。走行時に収集したデータを活用して高精度三次元地図の作成に取り組む。
実施期間は2020年10月から12月を予定。実証事業の結果を、将来的な自動運転サービス、インフラ保守・点検に活用し、MMSで計測された基盤地図データと連携することで、自動運転社会の実現を支える新たな情報インフラの構築につなげていく。