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中型自動運転バスの公道実証試験を開始 滋賀県大津市と兵庫県三田市
国土交通省と経済産業省は7月10日、中型自動運転バスによる実証実験を行う5地域のうち、7月12日から滋賀県大津市、7月20日から兵庫県三田市でそれぞれ実証実験を開始すると発表した。
2020年までの限定地域での無人自動運転移動サービスを実現するという政府の目標に向け、2016年度から国土交通省は経済産業省と連携し、最寄駅と最終目的地を自動運転移動サービスで結ぶ「ラストマイル自動運転」の実証実験を、小型カートや小型バスで実施してきた。より実用性の高い中型自動運転バスによる公共移動サービスの事業化に向けた検証を進めるため、2019年度に中型自動運転バスを2台開発するとともに、中型自動運転バスによる実証実験を行うバス運行事業者を選定した。
選定した5地域では、中型自動運転バスの技術面での検証に加え、実際に乗客に乗ってもらうことで、事業面での検証を行う。具体的には7月12日から大津市と京阪バスが滋賀県大津市で、7月20日から神姫バスが兵庫県三田市で中型自動運転バスを用いた実証実験を開始する。
残る3地域は、西日本鉄道が9月上旬から北九州市、苅田町、茨城交通が10月上旬から茨城県日立市、神奈川中央交通が12月上旬から横浜市でそれぞれ実証実験を行う予定。