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【メルセデスベンツ GLB 新型】上野社長「すべてを兼ね備えた本格SUV」

  • 《撮影 小松哲也》
  • 《写真提供 メルセデス・ベンツ日本》
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メルセデス・ベンツ日本は6月25日、新型SUV『GLB』(Mercedes-Benz GLB)を発表するとともに受注を開始した。メルセデスとして9モデル目となるSUVで、コンパクトセグメントながら3列7人乗車が可能なのが特徴。価格は512万‐696万円で、納車開始は7月頃を予定しているという。

メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は同日行ったオンラインによる発表会で「メルセデスから全く新しい9番目のSUVとなって出てきたのがGLB。このGLBは『Gクラス』からインスピレーションを受けたスクエアなエクステリアデザインに、大変高い走破性、まさに本格的なSUVとなっている」と紹介。

さらに「広い室内空間と実に7人乗車が可能となった1台となっている。そしてかつ都市部でも十分取り回しが可能となっている、いわゆるすべてを兼ね備えた本格SUVに仕上がっている」とも強調した。

このうちエクステリアに関してメルセデス・ベンツ日本の営業企画部で商品企画を手掛ける玉手沙依氏は「GLBはスクエアなヘッドライトを採用しているほか、水平に伸びたルーフライナーとフロントエンドとリアエンドが垂直に立っているスクエアなデザインが特徴」と解説。

インテリは「『GLA』と同様にメルセデス最新のスポーティでモダンな統一感のあるデザインを採用。例えばカウルの無いデザインのインスツルメントクラスターやジェットエンジンのタービンを思わせるエアコンのエアアウトレットが特徴となる。また助手席前のインパネ周りはGLBの方がよりSUVらしさを演出している」とのことだ。

またユーティリティについて玉手氏は「GLAよりも10cm長く、まさに『GLC』に迫る勢いのホイールベースを生かして7人乗りを全車標準採用している。また社内試験の結果、168cm以下の方であれば安全にお乗り頂けることが確認できている。2列目シートは14cmのスライド機能が付いていて、シートを一番後ろまで下げると2列目の足元がかなり広々とする」と述べた。

日本市場に導入されるGLBは2リットル直列4気筒クリーンディーゼル搭載の200dと、2リットル直列4気筒ガソリンエンジン搭載の250 4MATICの2モデルとなる。

このうち200dについて玉手氏は「ディーゼルエンジンらしい燃費の良さと力強さ、そしてディーゼルエンジンらしからぬ静かさと滑らかさというのが特徴で、それだけではなくヨーロッパの厳しい排ガス規制ユーロ6dにも対応すべく、万全の排ガス処理システムを搭載している」とした。

一方の250の4輪駆動システムは「センターコンソールにあるダイナミックセレクトのスイッチを押すことにより、モードが選択でき、そのモードに応じて連続的にトルク配分比を変更することができる。基本の前後トルク配分比は80対20、70対30、50対50の3パターンがあるが、常に路面状況を確認しながらシステムが最適な前後トルク配分比に変えて、オンロードでは高い効率性と安定性、オフロードでは高い悪路走破性を両立している」という。