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BMW 3シリーズ 新型、「オペレーティングシステム7.0」標準装備…今夏から欧州で
BMW は今夏から、欧州向けの新型『3シリーズ セダン』(BMW 3 Series Sedan)と新型『3シリーズ ツーリング』(BMW 3 Series Touring)に、「BMWオペレーティングシステム7.0」を標準装備すると発表した。
◆すべての設定と機能に素早くアクセス
欧州向けのBMW 『3シリーズ』新型では今夏の時点で、最新世代のディスプレイとコントロールシステムが標準機能になる。これまでは、「BMWライブコックピット・プロフェッショナル」との組み合わせでのみ選択できたBMWオペレーティングシステム7.0は、コントロールディスプレイのコンテンツを個別にカスタマイズできる最新の表示・操作コンセプトだ。
BMWオペレーティングシステム7.0により、ドライバーが適切な情報を適切なタイミングで受け取ることが可能になる。メーターパネルと大型サイズのコントロールディスプレイでは、個別に設定して自分用にカスタマイズした表示を利用できる。タッチ操作用に最適化されたフラットなメニュー構造により、すべての設定と機能に素早くアクセスすることが可能だ。
状況に応じて変化するコンテンツには、ダイナミックなコーナリング走行時の横方向加速力表示も含まれる。マルチモーダル対話のために、ドライバーはステアリングホイールのボタン、「iDrive」コントローラー、タッチディスプレイ、スピーチコントロール、「BMWジェスチャーコントロール」を利用できる。
◆5.1インチのデジタルディスプレイ付き新インストルメントクラスター
標準の「BMWライブコックピット」には、中央に5.1インチのデジタルディスプレイを備えた新しいインストルメントクラスターが採用される。
オプションのBMW ライブコックピット・プロフェッショナルには、さらに大型サイズのディスプレイを備えたフルデジタルメーターパネルが含まれる。ディスプレイの中央には、ナビゲーションマップの一部などを表示可能だ。一貫したグラフィック表示により、コントロールディスプレイとともに、調和のとれた表示コンビネーションを追求している。
◆「OK、BMW」で音声アシストが起動
オプションの「BMW ライブコックピット・プラス」と、BMW ライブコックピット・プロフェッショナルには、「BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタント」が装備される。
BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI (人工知能)技術を活用することにより、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスを可能にするBMW の最新機能だ。従来の音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする。さらに、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能になるという。
BMW のインテリジェント・パーソナル・アシスタントでは、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることができる。例えば、BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントを起動する際、「OK、BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、呼びかける言葉を任意に設定することが可能だ。BMWによると、インテリジェント・パーソナル・アシスタントは、より身近な存在として、ストレスなく使用することができるという。